新潟記念(G3)レース結果
今週はサマー2000シリーズの最終レース、
新潟記念が開催されました。
レースは想定よりやや速いペースとなり、
意外と締まった流れとなった事で、
レベルの高いレースとなりました。
今年も馬券を独占したのは逃げ・先行馬となり、
レースを制したのは、夏に勢いのあったタツゴウゲキ。
見事、サマー2000シリーズのチャンピオンになり、
ローカル開催が締めくくられました。
新潟記念(G3)レース回顧
まずはスタート。
出遅れが目立ったのは、
ルミナスウォリアー、シャドウウィザード、
ロッカフラベイビー。
素晴らしいスタートを切ったのは1番のタツゴウゲキ。
ハナを切るかと思いましたが、
同じく良いスタートを切ったウインガナドルが外からハナを奪います。
その後ろは内から順番に
カフジプリンス、ソールインパクト、アストラエンブレム。
もう少し前に行くと思ったマイネルフロストは、
2列目の後ろ。
他の上位陣は3番人気のルミナスウォリアーが
リカバリーをして中団の位置に。
2番人気のトーセンバジルはいつも通り後方から。
前半の1000Mは59.0秒。
最後の直線までは終始ウインガナドルハナを切りましたが、
タツゴウゲキも常に半馬身~1馬身差程に詰めており、
後方の馬もそこまで離れる事なく付いていたので、
全体的にも締まった流れとなりました。
総合力、持続力が問われるレースとなったでしょう。
最後の直線手前、
先行していた馬は荒れている内を避けて、
上手く外に寄せて周っていました。
先頭はすぐにタツゴウゲキに変わり、
外からアストラエンブレム、マイネルフロスト、
トーセンバジルが追い上げてきます。
内からはカフジプリンス。
アストラエンブレムがまずウインガナドルを捕えますが、
先頭で走っていたタツゴウゲキ、ウインガナドルも
良い粘りを見せてなかなか後ろとの差が詰まりません。
ラスト50Mカフジプリンスがようやくウインガナドルに
追いついて差してきます。
アストラエンブレムもジワジワ伸びていましたが、
最後はタツゴウゲキが粘りを見せて1着。
調子の良さを証明する素晴らしいレースで
新潟記念を制覇しました。
それでは、各馬の回顧をしていきます。
新潟記念(G3)各競走馬の回顧
■タツゴウゲキ(1着)
終始先行し、
持続力を活かしたレースで見事に1着。
秋山騎手の積極策が功を奏したと思いますが、
今後も一定の好走はしてくれそうですね。
後半特化になってしまうと、
甘くなりそうですが、ペースが上がると強いと思います。
G2クラスに行くと厳しくなりそうですが、
このメンバーレベルだと十分に通用するでしょう。
■アストラエンブレム(2着)
前目の理想的なポジションを取りましたが、
最後は伸び足らずクビ差で差し切る事ができませんでした。
ただ、初の2000Mで斤量も56.5キロと考えると
十分な走りをしてくれましたと思います。
最後の伸びはイマイチでしたので、
やはり2000Mは長いかなという印象です。
■カフジプリンス(3着)
今回は近走とは違い、
前目のポジションでの競馬をしましたが、
このポジションが結果的に吉となりました。
キレ味はそこまでないので、
ロングスパートになればある程度好走の
可能性が出てきますからね。
速い流れとなれば今後もヒモまでは狙えると思います。
■ウインガナドル(4着)
外から終始ハナを切っていきました。
最後の直線では良く粘っていましたが、
最後は甘くなってしまい4着。
馬券内は外してしまいましたが、
この展開の中良く走ったと思います。
今後の成長が楽しみです。
■マイネルフロスト(6着)
ウインガナドル、タツゴウゲキが
想像以上に速いラップを刻んだ事で、
前に行く事ができず、いつもよりやや後ろの位置になりました。
最後まで前のポジションは獲れず、
伸びも無いまま流れ込むようにゴール。
予想より速いペースとはいえ、
この馬にとっては極端な速さではなかったと思います。
後半が甘くなる事はわかっているので、
もう少し前に付けても良かったと思います。
■トーセンバジル(7着)
出負けはしましたがいつもどおり後方からの競馬。
上がり最速で最後は上がってきましたが、
前には届かず7着と完敗。
この馬にとっては今回のペースは難しかったでしょう。
速いペースの割りに良く伸びてこれたと思います。
もう少し距離が長い方がいいかもしれないですね。
予想以上にレベルの高いレースとなり、
上位4頭はこの秋が楽しみです。
各馬、更にスタミナが問われるレースで見てみたいですね。
それでは次回のレース予想は、
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9月10日(日)
セントウルステークス(G2)
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今週から開催場は中山・阪神に変わりまずが、
サマーシリーズはまだ続きます。
今週はサマースプリントシリーズの最終戦、
セントウルステークス。
ハンデ戦ではないのですが、堅実に決まる事も多く、
2015年には40万馬券、2012年は37万馬券と
波乱も見られるレースです。
スプリンターズステークスの前哨戦とはいえ、
レースに質は全く違うのですが、
1200Mで好走する馬が素直に走りやすいですので、
その辺りを注目して予想していきたいと思います。
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