【新潟2歳ステークス(G3)2017回顧】ドスローで参考外となりそうなレース

新潟2歳ステークス(G3)レース結果

今週は難解な夏の2歳戦、
新潟2歳ステークスが行われました。

レースはややスローくらいかと思いましたが、
結果は超が付くスローな展開となり、
前の位置にいないと話しにならない感じでした。

例年とは違い、先行の馬が有利な展開となり、
前列にいた馬が馬券内をしめるといった偏った結果に。

位置取りで勝負がついたレースとなりましたね。

勝利したのは、
前目の好位置で走っていたフロンティア。

しぶとく伸びて3/4馬身差で快勝しました。

それでは、新潟2歳ステークスを振り返ってみます。

新潟2歳ステークス(G3)レース回顧

バラついたスタートから、
まず抜け出したのはフロンティア。

テンクウ、マイネルサイルーンも内から
前に出てきて、外からはコーディエライトも
押し上げてきます。

フィルハーモニー、キボウノダイチも
外から2列目に。

1番人気のムスコローソは、
悪いスタートではありませんでしたが、
内で揉まれ後方に下がる形となりました。

直線半ばでコーディエライトが抜け出して、
ハナを切って初めのコーナーを曲がります。

コーディエライトが2馬身程差を付けて
先頭を走りますが、後続は結構固まった感じに。

前半800Mは49.3秒とマイル戦にしては、
かなりスローな展開に。

ある程度のスローな流れは予想していましたが、
馬場の状態を考えてもここまでとは思いませんでした。

コーディエライト先頭、
2番手にフロンティア、3番手にマイネルサイルーンと
並んでその後ろは一団となって4コーナーを回っていきます。

最後の直線の手前でテンクウが内から前に出てきて、
一気に先頭集団に並びます。

マイネルサイルーンは早々に脱落し、
コーディエライト、フロンティア、テンクウ、
この3頭が並走して伸びていきます。

ドンドン後続を突き放して3頭の独走状態。

ラスト2Fでこの3頭が
10.4-11.2で伸びてきていますので、
後続の馬が追い付くのは厳しかったでしょう。

3頭共譲らない接戦でしたが、
ラスト50Mほどでフロンティアが1歩抜け出してゴール。

コーディエライトも後ろから迫ってきた
テンクウをかわして2着でゴールしました。

それでは、各馬の回顧をしていきます。

新潟2歳ステークス(G3)各競走馬の回顧

■フロンティア(1着)
抜群のスタートで前目の位置を取り、
終始2番手で1馬身程後ろで追走。

最後はしぶとく伸び、
ラストにもう一段階伸びてコーディエライトを
かわしてゴール。

ドスローな展開だったので、
判断は難しいですが、持続力がある事は証明しました。

前半が流れた中での戦いを次は見てみたいですね。

■コーディエライト(2着)
外枠から好発してハナを切り、
スローに落としてレースを主導。

最後はフロンティアには差されましたが、
それでも粘って2着を確保しました。

最後はキレ負けしてしまう感じなので、
もう少しペースを速くしても良かったと思います。

■テンクウ(3着)
スタートは内で揉まれながらも前目をキープ。

最後のコーナーでは内からギアチェンジして、
一気に先頭集団へ。

このあたりの鋭さは今後も武器になりそうです。

最後は持続力が足らず3着。

もう少しスムーズに前の位置にいけてたら
着順は変わっていたかもしれませんね。

■エングローサー(4着)
やや出負けして、
道中は中団後ろの位置の競馬。

最後の直線では後ろから良く伸びてきましたが、
先頭集団からは4馬身差を開けられて完敗でした。

良い末脚を出してきましたが、
展開を考えても前の馬との力差はまだありそうです。

もう少し長い距離ならもう少し検討できたかもしれませんね。

■ムスコローソ(12着)
やや出負けしたものの、
前半は中団の位置までリカバーしてきました。

ただ、内で揉まれたため、
ズルズルと後退して後方での競馬を強いられました。

最後の直線で一瞬伸びてこようとはしたものの、
伸びは平凡で12着と大敗。

スムーズな競馬ができなかったとはいえ、
もう少し伸びてこれても良かったと思います。

違う距離での走りをもう一度見てみたいですね。

今回はこのスローペースにより、
内側にいた馬は外に出れずに力を出せませんでしたね。

差し馬は力を削がれた形となり、
なかなか、次への判断が難しいレースとなったと思います。

それでは次回のレース予想は、
________
9月3日(日)
新潟記念(G3)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ローカル開催も来週で終わりますね。

来週はサマー2000シリーズの最終戦、
新潟記念が開催されます。

夏競馬のハンデ戦ではありますが、
毎年G1に駒を進めるような実力馬も
参戦してきます。

夏の上がり馬と秋を見据えた馬の戦いが
見物となるレースです。

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