今年の締めくくりとなる大レース、
有馬記念がついにやってきました。
その年を賑わせたスターホースが多く出走し、
ここが引退レースとなる馬も多くいます。
オグリキャップ、ジェンティルドンナ、オルフェーヴル、
ディープインパクト、ダイワスカーレットなど
超が付く有名馬が引退レースとなり勝利しています。
そして、番狂わせや圧勝など数多くのドラマが
生まれるレースでもあります。
今年も数多くのスターホースが出走するので、
激闘が楽しみではありますが、
リアルスティールが回避したのは寂しいですね。
中山は得意ですので、
今回のメンバーとの死闘を拝みたかったです。
今年、有馬記念の歴史に名を刻むのはどの馬なのでしょうか。
それでは、過去の傾向から有馬記念を見ていきます。
人気順から見る過去傾向
☆1番人気は信頼度高だが、荒れるのは珍しくない☆
1番人気は過去10年で複勝率80%と
抜群の信頼度を誇っています。
昨年のゴールドシップのように、
不安視されながらも記念馬券的に売れる事もありますが、
調子の良い1番人気なら素直に購入するのがいいでしょう。
そして、スターホースが集まっている割りには、
結構な頻度でヒモ荒れが起こるレースです。
昨年、一昨年は3連単10万円超え、
80万馬券、90万馬券も飛び出しています。
枠順に左右されたり、
展開次第では前残りがあったりするので、
その点に注意すべきでしょう。
年齢別で見る過去傾向
☆3~5歳馬優勢、高齢馬は不振☆
3~5歳馬は万遍なく馬券に絡んでいます。
そして、昨年のゴールドシップもそうでしたが、
6歳以上の高齢馬は不振な結果に終わっています。
特に6歳馬に限っていえば、
過去10年で牡馬・牝馬合わせて1馬しか
馬券に絡んでいません。
6歳馬は実力関係なく、
軽視してしまってもいいと思います。
枠順・脚質から見る過去傾向
☆内枠優勢、特に穴馬は内枠から☆
有名な話しではありますが、
有馬記念のコースは内枠有利、外枠不利なコースです。
特に6番人気以下の中穴どころは
4枠までの内側で絞ると、
複勝率は20%弱と良く来ています。
そして、こちらも有名ですが、
差しや追い込み馬はマクリ馬を除き届かない事が多いです。
有馬記念(G1) コース解説
有馬記念が行われるのは、中山競馬場2500M。
スタートは向こう正面3コーナーのポケットから。
スタートしてすぐにカーブに差し掛かるので、
外枠の馬が好位置につけるためには、
かなりのダッシュ力が必要になります。
先行争いも激しくなるので、
序盤緩んだペースになるのは稀です。
ホームストレッチに入ると半分過ぎたあたりから、
急な上り坂に入るので、ここでペースが落ち着きます。
そこから1コーナー終盤まで上りが続きますので、
更にペースが落ちる事もあります。
2コーナーから向こう正面半分あたりまでは、
下りに坂になりますが、ここのペースは年によって
バラバラで先行馬の状態に左右されますね。
そして、3コーナー。
ここはかなりキツいカーブとなります。
このカーブを上手くこなす器用さが必要で、
ここをスムーズに加速できないとマクる事は難しくなります。
最後の直線は310Mと短いので、
4コーナーを終わった時点で前の位置にいないと
全く届かないというケースが非常に多いです。
この事より先行馬が非常に有利なコースといえます。
今回もマルターズアポジー、キタサンブラックの
先行する馬がいるので、流れは厳しいものとなり、
先行馬が有利になりそうな気配があります。
人気薄でも先行できてスタミナがある馬なら、
一発はあるかもしれませんね。
有馬記念(G1) 注目馬予想
今回の出走馬は以下の16頭
・キタサンブラック
・ゴールドアクター
・ムスカテール
・ヤマカツエース
・サムソンズプライド
・サウンズオブアース
・マルターズアポジー
・ミッキークイーン
・ヒットザターゲット
・アドマイヤデウス
・サトノダイヤモンド
・サトノノブレス
・デニムアンドルビー
・シュヴァルグラン
・アルバート
・マリアライト
では、この16頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
有馬記念の注目馬をあげていきましょう。
■キタサンブラック
3戦連続1枠1番という
奇跡的な枠順となりました。
今回も徹底的にマークはされると思いますが、
先行馬でスタミナも十分、しかも速い上りが使えるとなると
この馬を外す理由が見当たりません。
マルターズアポジーが逃げそうですが、
ペースを乱される事は少ないでしょう。
死角がほとんど見当たらないとにかく強い馬です。
年度代表馬もかかるこのレースは勝負どころです。
■ゴールドアクター
昨年のグランプリホース、ゴールドアクター。
昨年の有馬記念以降はパッとしない成績ですが、
照準を有馬記念に絞ってきていると思いますので、
ここは好走してくるでしょう。
瞬発力は今回のメンバーの中では弱いかもしれませんが、
舞台が中山となればジャパンカップ以上の走りを
見せてくれるはずです。
抜群のレースセンスがありますので、
上手く立ち回る事もできそうです。
■サウンズオブアース
このメンバーを見ても、能力は間違いなく上位。
2年半もの間1着になった事はありませんが、
不運にも相手が悪かったとしかいえません。
昨年の有馬記念では後半にスムーズ差を欠いて2着。
ゴールドアクターと2馬身差を離されてしまいましたが、
スムーズな競馬をできていれば1着もあったと思います。
絶好の枠を引いた今回は悲願のG1制覇に期待がかかります。
■サトノダイヤモンド
粒ぞろいの3歳馬の中で、
最強クラスのサトノダイヤモンド。
3歳馬は最近古馬に押されてきていますが、
それでもこの馬が大敗するイメージはつきません。
抜群の器用さ、安定感、スピードは古馬にもひけをとりません。
キタサンブラックに目がいき、
マークも厳しくないかもしれませんので、
自分の競馬ができれば十分に勝算はあります。
■ヤマカツエース
怪しさを漂わせているヤマカツエース。
2500Mの距離をこなせるかは疑問ですが、
血統的には中山の適正は高いはず。
大外を引いた時は凡走に終わっていますが、
内枠を引いた時は上位に喰い込んでいます。
前走から状態は上がってきていますし、
一発があってもおかしくはありません。
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以上が現時点での注目馬です。
今回の引退馬マリアライトはさすがに
この枠は厳しそうな感じです。
キタサンブラックが3戦連続1番なのにも驚きですが、
マリアライトに騎乗の蛯名騎手が3年連続16番というのも
驚きです。
そして、今年は実力馬が内枠に揃いましたので、
さすがに堅い決着となりそうですね。
夢を買うレース有馬記念。
そう言われているので、
好きな馬が凌ぎを削っている姿が見れれば満足ですが、
やはり最後に一発獲りたいものです。
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