今週はついに今年大一番のレース有馬記念が行われます。
ここで有終の美を飾った馬、
ここから翌年のG1で活躍した馬、
数多くのスターホースと呼ばれる馬が
このレースを勝利し歴史を残していますね。
今年は有終の美を飾るキタサンブラックが勝利するのか、
それとも今後の活躍を期待される馬が勝利するのか。
意外と荒れやすいのが有馬記念なので、
予想は難しいものとなりそうです。
それでは、過去の傾向から有馬記念を見ていきましょう。
人気順から見る過去傾向
☆上位人気+穴馬が有馬記念☆
1番人気は勝率50%、複勝率80%、
2番人気の複勝率は50%と
1、2番人気の信頼度はかなり高いですね。
対して、3番人気以下は万遍なく馬券に絡んでおり、
8番人気以下の馬も過去10年で8回も馬券に絡んでいます。
昨年はガチガチの結果でしたが、
万馬券も十分に狙えるのが有馬記念です。
年齢から見る過去傾向
☆3、4歳が中心、5歳以上は実力馬から☆
馬券に絡みやすいのは3~5歳が多いですが、
5歳馬の好走馬は全て5番人気以内ですので、
実力馬でないと馬券内は難しいでしょう。
一方6歳以上の馬は過去10年で4頭馬券に
絡んでいますが全て6番人気以降。
また牝馬も5番人気以内の実力馬でないと
馬券に絡む可能性は低くなります。
穴馬を見つけるから、
5歳馬と牝馬は外した方がいいかもしれません。
今年の成績から見る過去傾向
☆今年連対していない馬は軽視もあり☆
過去10年で馬券に絡んだ馬は全て、
その年のレースで連対しています。
今年の成績を見直して、
どんなクラスであっても一度も
連対をしていない馬は切ってもいいかもしれませんね。
有馬記念(G1)コース解説
有馬記念が行われるのは中山2500M(芝)のコース。
スタートは向正面終わりのポケットから。
スタートからすぐにコーナーに差し掛かります。
外枠の馬は相当ダッシュをつけないと
先行が難しくなりますね。
ホームストレッチに向かうと
直線途中から1コーナーの終わりくらいまで、
高低差2.2Mの坂が400Mもあります。
そのため前半のペースは速くなりません。
坂を上り切ると次は急な下り坂。
ここでのペースは年によって違い、
先行馬のペースに左右されるでしょう。
坂を下り終えるとスタート地点の角度がきついカーブ。
差し馬は早めに前に行かないと届かなくなるので、
ここで外を回して最後まで伸びてこれる
持続力が必要となります。
最後は310Mの短い直線。
直線に入る時の位置が重要でとなり、
ここで後方だともう届きません。
この事から基本的には先行馬が台頭しやすいレースです。
コース形状が特殊なため、
巧者が多いレースでもあります。
有馬記念(G1) 注目馬予想 】
今回の出走馬は以下の16頭
・ヤマカツエース
・キタサンブラック
・クイーンズリング
・ブレスジャーニー
・トーセンビクトリー
・サトノクロニクル
・シャケトラ
・レインボーライン
・サクラアンプルール
・ルージュバック
・サトノクラウン
・ミッキークイーン
・スワーヴリチャード
・カレンミロティック
・サウンズオブアース
では、この16頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
有馬記念の注目馬をあげていきましょう。
■キタサンブラック
この有馬記念で引退するキタサンブラック。
断トツの一番人気になるのは確実でしょう。
昨年は2着と適正的には全く問題ありません。
昨年の方がパフォーマンスは高いと思いますが、
メンバー的には能力最上位なので、
問題無く勝ち負けに持っていけるでしょう。
現役最強馬の意地を見せて、
有馬記念を有終の美で飾って欲しいと思います。
■シュヴァルグラン
ジャパンカップでキタサンブラックを抑え、
見事制覇したシュヴァルグラン。
とはいえ、今回はそこまで信頼度は高くありません。
前走はジャパンカップに合わせてきており、
枠、ペースにも恵まれた感じはありました。
それでも一成長を感じられる走りでしたので、
切れない存在ではありますね。
■サトノクラウン
ジャパンカップで二桁着順に大敗しましたが、
今回の舞台の方が適正的には合うはず。
素晴らしいポテンシャルの持ち主なので、
早めに動けるかどうかがカギとなりそうです。
ムーア騎手の誘導にかかっていますが、
そのような意識で動ける騎手ではなさそうなので、
その点はマイナスポイントですね。
この馬の良さを活かしきる事ができれば、
上位への入着も十分に可能でしょう。
■ミッキークイーン
昨年の有馬では5着と善戦。
リピートが多いレースでもあるので、
今回も上位には喰い込めると思います。
こちらもサトノクラウン同様、
早めの動き出しが重要になってきますが、
器用さが足りないのが難点ですね。
恐らく馬券に絡むのが精一杯だと思いますが、
能力は優れているので入れておきたい一頭です。
■ヤマカツエース
これまで上位クラスとも差の無いレースをしてきたので、
能力面は問題ないでしょう。
近2走のが気になるところですが、
ジャパンカップは天皇賞の道悪がひびいたのかもしれませんし、
この2走で判断するのは難しいと思います。
キタサンブラックにも迫る事ができる
能力の持ち主なので軽視する事はできません。
スタミナもポテンシャルも持ち合わせているので、
この舞台には合っているでしょう。
動きも良さそうで、
良い枠に入ったので期待したいところです。
以上が現時点での注目馬です。
改めて見てみてもキタサンブラックの安定感は
頭一つ抜けている感じですね。
今年最後の実力馬達の戦いが楽しみです。
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