夏競馬も残り3周となりました。
今週は夏競馬の中で一番注目されるレース札幌記念。
G2に格上げとなってからは、
実力馬が多く参戦しており、ハープスターやゴールドシップも
このレースを出走しています。
実力馬が多く出走しますので、
比較的堅い結果になる事が多いのですが、
昨年は3連単が23万馬券となり、若干荒れています。
展開次第では荒れる事があるようですね。
今年出走する実力馬といえば、やはりモーリスですが、
今年の展開はどうなるのでしょうか。
まず、過去の傾向から見ていきます。
人気順から見る過去傾向
1番人気は複勝率70%と上々の結果となっていますが、
2~7番人気までは複勝率はそれほど差はない感じです。
休み明けの出走馬も多く、定量戦ですので、
人気馬であってもそのあたりも考慮すべきでしょう。
ただ、10番人気以下は過去10年で2頭しか馬券に絡んでおらず、
1度も勝利はしていませんので、ここはすんなり切ってもいいかもしれません。
年齢・性別から見る過去傾向
牡馬・セン馬を見ると、
4歳、5歳馬の複勝率が30%前後と、
圧倒的に好成績を収めています。
6、7歳馬は出走頭数は、
4、5歳馬と変わりませんが、
複勝率が10%前後ですので、
人気薄なら積極的に選ぶべきではないでしょう。
枠順から見る年齢別で見る過去傾向
こちらは圧倒的に7、8枠が不振になっています。
過去10年で、7、8枠が絡んだ事は1頭のみです。
コースが小回りなので、前の馬を抜きにくく、
先行馬が有利ですので、その事が関係しているのでしょう。
それでは、コースから、
札幌記念の展望を見ていきましょう。
札幌記念(G2) コース解説
札幌競馬場2000Mで行われる札幌記念。
スタートはスタンド前のポケットから始まります。
スタートからの直線は400Mと割と長い方ですが、
ここで中団くらいにはつけないと後が苦しくなってくるでしょう。
平坦なコースになっていますので、
先行する馬がいれば、その後は緩まないペースとなります。
ハナを切りそうな馬のこれまでの走りに注意する必要がありますね。
4コーナーあたりの位置が特に重要になっており、
ここで前目にいないと差し、追い込みはキツくなります。
3コーナーあたりで押し上げていく必要がありますので、
ここは騎手の腕の良し悪しに左右されるでしょう。
札幌記念(G2) 注目馬予想
今回の出走馬は以下の16頭
・スーパームーン
・ダンツキャンサー
・ダービーフィズ
・トーセンレーヴ
・ヌーヴォレコルト
・ネオリアリズム
・ハギノハイブリッド
・ヒットザターゲット
・マイネルフロスト
・メイショウスザンナ
・モーリス
・ヤマカツエース
・レインボーライン
・レッドソロモン
・レッドリヴェール
・ロジチャリス
では、この16頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
札幌記念の注目馬をあげていきましょう。
■モーリス
言わずとしれた、去年の年度代表馬。
マイルでの成績は素晴らしく、
国内、海外を合わせるとG1を4勝もしています。
2000Mは初挑戦となりますが、
血統的に父のスクリーンヒーローは中距離で活躍していた馬ですので、
全く問題はないと思われます。
鞍上も絶好調にモレイラ騎手ですので、
切る理由が見当たりません。
この馬だけは例え外枠に入っても買わざるを得ないでしょう。
■ヌーヴォレコルト
近2走では共に6着と完敗はしていますが、
前々走の産経大阪杯は状態も悪く、
前走では馬場が悪かったという事があります。
通常の状態で走る事ができれば能力が高い事は
間違いありませんので、好走を期待できるでしょう。
鞍上も今回は武騎手ではなく、
吉田隼騎手となりますが、騎手レベルも問題ないと思います。
■レインボーライン
NHKマイルカップで12番人気ながら、
3着に健闘したレインボーライン。
その際は、展開の利もあったのかもしれませんが、
長く脚を使えるタイプですので、
今回のこのレースも合っていると思います。
デビュー直後は札幌で好走していますので、
コース適正もあるでしょう。
しかも、今回は斤量が54キロと低ハンデですので、
狙ってみたい馬ではあります。
■ロジチャリス
準オープン戦、春興S・メイSと2連続の勝利、
前走のエプソムカップでは強敵を相手に4着と健闘し、
勢いのあるロジチャリス。
メンバーを見るとどうしても見劣る感じはしますし、
小回りが合うかどうかが不安な点ではあります。
ただ、武器となる末脚は良い物を持っていますので、
展開次第では怖い存在となるでしょう。
■ネオリアリズム
2000Mをこなしていますので、
距離的には問題ありませんが、重賞レベルだとまだもの足りない印象です。
ただ、函館記念では窮屈な競馬を強いられましたが、
最後は脚を伸ばして6着に入っていますし、
この馬自体の成長が感じられます。
鞍上もこの馬に騎乗して2戦2勝のルメール騎手ですので、
穴馬としては面白いと思います。
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以上が現時点での注目馬です。
ヒットザターゲットは年齢的には高齢の8歳ではありますが、
そこまでの衰えは感じられないので、怪しい存在ですね。
ただ、内枠で好走する馬ですので、
5枠となった今回は切ろうかなと考えています。
そこまで豪華ではないながら、
面白いメンバーが揃った札幌記念。
夏に使われた馬、休み明けの馬が混在しているので、
この点をどうやって判断するかが難しいですね。
モーリスとヌーヴォレコルトの対決が
非常に楽しみなレースです。
【札幌記念(G2)2016予想】メンバー構成の割りに荒れるレースの口コミ
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