【札幌記念（Ｇ２）２０１７予想】内枠・先行の穴馬を狙いたいレース

今週は８月で唯一のＧ２レース札幌記念が行われます。

夏競馬ながら、一級の馬も参戦し、
過去には負けてはしまいましたが、
マイル王のモーリスもこのレースに参戦しました。

今年もエアスピネルやサウンズオブアースなど、
Ｇ１で常連の馬が出走します。

やはり実力馬が出ている事だけあり、
極端に荒れる可能性は低いレースですね。

それでは、過去の傾向から札幌記念を見ていきましょう。

人気順から見る過去傾向

☆１着は５番人気以内から☆

実力馬同士の争いになるため、
上位人気が強い傾向にあります。

優勝馬は過去１０年で、
１０頭中９頭、５番人気以内で決まっています。

ただ、１番人気は複勝率こそ７０％ありますが、
勝率は２０％と１着の信頼度は低めです。

年齢から見る過去傾向

☆６歳馬の中穴が狙い目か☆

年齢で見ると４、５歳馬の
成績が圧倒的に他の年齢よりも
馬券に絡んでいます。

出走頭数は変わらないのですが、
過去１０年で４歳馬は複勝率２６．９％、
５歳馬は３２．３％。

３歳、６歳の１０％前後と比べると
髙い複勝率を出しています。

今年は高齢馬が多く出走していますので、
何頭かは馬券に絡んでくると思いますが、
中穴程度の高齢馬は２、３着に良く絡んでいますので、
このあたりが狙い目でしょう。

脚質から見る過去傾向

☆外枠が不利、内枠有利な傾向に☆

複勝率で見ると７枠は５．６％８枠は１１．１％と
その他の枠の２０％以上と比較すると
ハッキリと外枠が不利な傾向が出ています。

また、２～４枠は人気薄であっても
髙い複勝率を誇っていますので、
人気薄を攻めるならこの枠に絞るのもありですね。

札幌記念（Ｇ２）コース解説

札幌競馬場2000Mで行われる札幌記念。

スタートは４コーナーの奥からスタート。

初めのコーナーまでは380Mと割りと長い直線が続きますので、
先行争いに枠の有利不利はありませんが、
インをスムーズに回った方がロスがありませんので、
内枠の方が有利な傾向になるのでしょう。

平坦な直線なので、
初めのペースは余程前に行く馬がいない限りは
落ち着いたペースになりやすいです。

そして、初めのコーナーは
ローカルの競馬場ではゆったりとした感じなので、
内の馬でもスムーズに回れる形状です。

全体的にも平坦な道が最後まで続き、
ペースのアップダウンは少ないコースです。

最後の直線は短く、
差し馬は早めに前に行かないと厳しくなります。

このコース形状とペースのため、
内でスムーズに走る先行馬が台頭しやすいレースと
なります。

瞬発力よりもパワー・スタミナのある馬の方が
良いでしょう。

札幌記念（Ｇ２）注目馬予想

今回の出走馬は以下の１３頭

・アングライフェン
・エアスピネル
・サウンズオブアース
・サクラアンプルール
・サングラス
・タマモベストプレイ
・ツクバアズマオー
・ディサイファ
・ナリタハリケーン
・マイネルミラノ
・マウントロブソン
・ヤマカツエース
・ロードヴァンドール

では、この１３頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
札幌記念の注目馬をあげていきましょう。

■ヤマカツエース
前走の大阪杯では３着、
金鯱賞では１着と着実に力をつけてきています。

脚質が差し馬というところが少し不安ですが、
上手くポジションを取れれば問題無く上位を
狙えるでしょう。

昨年も同レースで４着と相性は悪くありません。

秋に向けてここは善戦して欲しいところです。

■エアスピネル
勝ち切れない馬ですが、
能力上位なのは間違いありません。

前走の安田記念では５着と馬券内を外してしまいましたが、
僅差でポジションも悪かったので参考外とみていいでしょう。

馬券内は確保してきそうです。

ルメール騎手に乗り替わるので、
どんな走りを見せてくれるのかも楽しみですね。

■マウントロブソン
基礎スピードの質も高く、
後半でもしっかりと伸びてこれる馬ですので、
好走の可能性は高いですね。

ただ、速いペースになれば好走する可能性が
髙くなりますが、今回もスローになりそうですので、
展開次第では惨敗する可能性もありますね。

また、１番人気もありえる馬ですが、
エアスピネルに比べるとまだ見劣る感じですし、
勝ち切れるとはあまり思えません。

潔く切って少点数で狙うのもありかもしれません。

■ロードヴァンドール
2000Mでは１０戦中８戦馬券に絡んでいる安定感があります。

ハナをキレる馬ですので、
今回のレースにも合っているでしょう。

まだ上位人気陣とは力の差はあると思いますが、
成長過程の馬ですので、期待したいですね。

■タマモベストプレイ
パワータイプの方が台頭するこのレースなら、
スタミナ抜群のタマモベストプレイは
入れておきたい存在です。

長距離が得意な馬ですが、
前走の函館記念では2000Mの舞台で１４番人気２着と大健闘。

中距離でも結果を出せる事を証明しました。

札幌の舞台とも相性は良いので、
先行して最後まで残るような展開に
なって欲しいですね。

以上が現時点での注目馬です。

久しぶりにＧ１クラスの馬が出走する事もあり、
秋競馬に向けて楽しみな１戦ですね。

出走頭数が１３頭と少ないのが残念ですが、
各馬の走りを楽しみたいと思います。