安田記念、ヴィクトリアマイルといった
G1レースと同じ舞台で行われる東京新聞杯。
毎年、G3にしては実力馬の参戦が多く、
今年もダノンプラチナ、ダッシングブレイズ、
サトノアラジンと言った豪華なメンバーが揃い、
見応えは十分にありそうです。
直線が主体となり、
スタミナ、瞬発力が問われる事から、
実力が問われるコースとなります。
ですが、東京新聞杯は中波乱になる事が多いレースですね。
その理由の1つは、東京競馬場が左回りという事でしょう。
陣営も東京の重賞で勝たせたいと考えますので、
左回りに慣らせておかなければなりません。
その為、この東京新聞杯を
調整の為のレースとして出走させている事も考えられます。
実力はあっても東京が不慣れなら大幅に割り引きしても
いいとおもいます。
穴馬が出るとすれば、前走、前々走で調子を落としていても
東京巧者を狙うのが良いかもしれませんね。
それでは、コースや過去傾向から、
東京新聞杯の展望を見ていきましょう。
【 東京新聞杯(G3) コース解説 】
東京1600Mのスタートは向こう正面のポケットから。
スタートからすぐに緩やかな下りが始まるため、
加速しやすく、序盤はペースが速くなりがちです。
最初のコーナーまでの距離が長いので、
激しい先行争いはあまりなく、枠順も関係が無い感じです。
3コーナー手前で少し上り坂がありますが、
すぐにまた下りになるのでペースが落ちる事は少なく、
息をつく暇がありません。
このコース形状のため、非常にスタミナがいる事になります。
基本的には早いペースで流れるコースですが、
東京新聞杯は近年スローペースである事が多い傾向です。
逃げ切りを図るには難しいコースで、
差し馬が有利ですが、極端にスローペースとなると
逃げ馬が残る事も考えられます。
逃げ馬の有無によって、展開を考えなければいけませんね。
今年は逃げ馬らしい逃げ馬は不在なので、
スローになる事を懸念する必要がありそうです。
東京新聞杯(G3) 注目馬予想
今回の出走馬は以下の14頭
・アルマワイオリ
・エキストラエンド
・グランシルク
・サトノギャラント
・スマートレイアー
・ダイワリベラル
・タガノブルグ
・ダッシングブレイズ
・ダノンプラチナ
・テイエムタイホー
・トーセンスターダム
・マイネルアウラート
・マーティンボロ
・ルルーシュ
では、この14頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
東京新聞杯の注目馬をあげていきましょう。
■ダノンプラチナ
2年前の2歳チャンピオンですが、
これまで順調に来たとはいえない成績です。
ですが、富士ステークスでは
鋭い末脚で古馬を圧倒していましたので、
ここは勝って欲しいと思います。
1600Mの適正は確実にありますし、
富士ステークスを見たところコース適正も問題ありません。
■ダイワリベラル
3走前までは中距離で使われてきましたが、
そこからマイル戦に変わり、見事2戦とも勝利。
東京コースの実績が少ない事が不安材料ではありますが、
過去データからもニューイヤーステークスで好走した馬は、
東京新聞杯でも良い成績を見せています。
立ち回りも上手いですし、良い末脚を持っていますので、
十分に期待できる馬でしょう。
■ダッシングブレイズ
現在3連勝中と勢いに乗っている馬です。
いずれも上がり最速で、
申し分のない瞬発力を持ち合わせています。
前走はメンバーが弱い中での勝利でしたが、
グイグイと伸びてきた末脚は純粋に強いと感じました。
馬体もたくましさも切れ味も増していますので、
その成長ぶりをいかんなく発揮して欲しいと思います。
■サトノギャラント
末脚の鋭さは一級のものをあるサトノギャラント。
展開が噛み合った時の走りには、
目を見張るものがあります。
スローペースの時にしか来る事ができない馬ですが、
今回は前述にもあるように、スローが濃厚です。
また、左回りは得意なコースなので、
その切れ味で上位の馬を一気に捲くる事もありえるでしょう。
穴馬としては面白い存在となりそうです。
■スマートレイアー
エリザベス女王杯ぶりのレースとなるスマートレイアー
色々な距離で走っていますが、それなりに実績を出しており、
今回も無難に走ってくれるのではないかと思います。
距離短縮もプラスで、
休み明け一走目でポン駆け可能な馬ですので、
こちらも穴馬として面白いと思いますね。
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以上が現時点での注目馬です。
東京新聞杯での勝利馬が後のG1で活躍する事が多くありますので、
今年のG1戦線を占う意味でも注目です。
とはいえ、2007年のスズカフェニックスの勝利以来、
1番人気の勝利はなく馬券にも2回しか絡んでいません。
この事からも、やはりこのレースは実力もそうですが、
適正に左右される面が大きいのでしょうね。
東京で実績を残した馬はとりあえず全部買うのも手かもしれません。
今年も大混戦となりそうな東京新聞杯。
京都のメインレース、きさらぎ賞では
サトノダイヤモンド、ロイカバードの5億円対決が
話題となっていますが、レースとしては断然こちらの方が面白そうですね。
【東京新聞杯(G3)2016予想】特にペースと適正がキモなレースの口コミ
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