【東京新聞杯(G3)2017回顧】4歳馬が活躍も展開に難ありなレース

東京新聞杯(G3) レース結果

若干の小雨は振ったものの馬場の影響は少なく、
高速馬場の中行われた東京新聞杯。

ですが、今回は重賞とは思えない程スローな展開となり、
データを無視した前残りが強い結果となりました。

エアスピネルはこのスローな展開にやられましたね。

展開が有利に働いたのは勝利したブラックスピネル。

とはいえ、基礎スピードが上がっていましたし、
展開以上の成長を感じられました。

それでは、レース回顧をしていきます。

東京新聞杯(G3) レース回顧

スタートは各馬出遅れもなく、スムーズなスタート。

予想外に飛び出したのはブラックスピネル。

前に行く事もありましたが、
最近では差しに回る事も多かったのでこれは判断が難しかったです。

そして、2番手にはダイワリベラル、3番手にマイネルアウラート。

マイネルアウラートは抑え気味で進んでいき、
これが今回のドスローな展開に繋がったのでしょう。

ブラックスピネルは道中、
何度かブレーキを踏むような仕草を見せていましたから、
デムーロ騎手も行かせたかったのだと思います。

最初のコーナー手前らへんでダイワリベラルが
窮屈だったのか若干後ろに下がり、
2番手マイネルアウラート、3番手に外からヤングマンパワーの順に。

エアスピネルは中団の位置で、その後ろにプロディガルサン。

前半は12秒台が続き、3Fのタイムが37.2秒とかなりのスロー。

昨年もスローの前残りでしたが、それでも36.0秒でしたからね。

さすがに溜めすぎだとは思いました。

しかも、道中はそこまで隊列は変わらず、
ブラックスピネルが2番手と半馬身ほど離して、
先頭で最後の直線へ。

エアスピネルは外を回して差しに行きますが、
なかなか前に迫る事ができません。

11秒を切っていましたからね。
さすがに難しいような感じでした。

2番手だったマイネルアウラートもだんだんと、
ブラックスピネルに置いていかれ、
ヤングマンパワーもキレ味では勝負できない馬ですから、
後退していく事に。

そんな中プロディガルサン、エアスピネルが脚を
伸ばしていき徐々に迫っていきます。

最後、プロディガルサンが良いキレ味を見せてくれましたが、
わずかに届かずブラックスピネルが1着でゴール。

エアスピネルは3着と展開に泣かされた気がしますね。

それでは、各馬の回顧をしていきます。

東京新聞杯(G3) 各競走馬の回顧

■ブラックスピネル(1着)
マイネルアウラートが控えたためか、
終始ハナを切る展開となったブラックスピネル。

最後は流れるようにジワジワ伸びてきて、
プロディガルサンの追走も跳ね除けて1着。

ゲートもスタートも良く、
ロスなく進めたのも勝因の一つでしょう。

後半のキレがまだ弱い感じは否めないですが、
成長具合は見てとれるので今後も期待したいと思います。

■プロディガルサン(2着)
道中は中団のエアスピネルの後ろで控えていました。

4コーナーでは、
エアスピネルに合わせるように仕掛けて最後の直線へ。

上がり最速、府中では考えられない
32.0秒というキレ味を見せて猛追しましたが一歩及ばず2着。

異常なほどのスローだったので、
評価はし辛いですがエアスピネルに競り勝っていますので、
後半のパフォーマンスは上げてきている証拠でしょう。

ただ、もう一戦は見ておきたいですね。

■エアスピネル(3着)
道中はかかり気味に見えましたが、
ペースを考えると普通でしょう。

最後の直線では反応良く抜け出しますが、
キレ負けして3着。

長い直線は合わないとは思いますが、
それ以上に展開の問題だと思います。

状態は引き続き悪くはないでしょう。

■マイネルアウラート(4着)
予想外にハナを切らず2番手で進めていました。

最後は予想通り、キレ負けして4着。

逃げたら逃げたで流れて最後までもたないかもしれませんので、
逃げれば着順が上がったというと難しいと思います。

ただ、最後はキレ負けするなら、
やはり前に行って欲しかったなと思いました。

■ヤングマンパワー(6着)
前目のポジションにはいましたが、
動き出しの遅さが響いて6着と惨敗。

道中は良かったのですが、
もっと早く動かないとやはりキレ負けしてしまいますね。

32秒の脚にはついていけません。

次は流れる競馬で見てみたいと思いました。

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注目されていたエアスピネルの今年2回目の騎乗ですが、
正直今年はいけると思えるような感じではありませんでした。

もちろん能力はあるのですが、突き抜けたものはなく、
今年も掲示板内をウロウロとしそうですね。

それでは次回のレース予想は、
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2月12日(日)
京都記念(G2)
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今週は中距離重賞の京都記念が行われます。

春の天皇賞へと繋がるレースですが、
今年から大阪杯がG1になった事で、
天皇賞の前に大阪杯を挟む形になるでしょう。

注目されるのはやはりマカヒキ。

約8ヶ月ぶりに日本の舞台に戻ってきます。

他にもサトノクラウン、ミッキーロケットなど
実力派の馬も出てきますので面白そうな対決となりそうです。

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