【根岸ステークス(G3)2016回顧】本番が楽しみになったレース

根岸ステークス(G3) 先週のレース傾向

8歳以上の馬が16頭中8頭と、
高齢馬が多く出走した今回の根岸ステークス。

今年も前哨戦のわりにメンバー的には、
弱い構成になりましたね。

ペースは過去傾向通り、速いペースとなり、
後方から攻める馬にとっては厳しい展開となりました。

スタートはシゲルカガが先手をとり、
レッドファルクス、グレープブランデーも前目に。

タガノトネールとモーニンも先団に位置づけていました。

前半の3Fが34.6秒、後半の3F35.6秒と
流れるような展開となりました。

最後の直線では先頭だったシゲルガガは完全に脚が止まり、
タガノトネールが先頭に。

そこから、モーニン、タールタン、グレープブランデーが
脚を伸ばしてきて、最後はモーニンが快勝。

武蔵野Sではダカノトネールにハナ差で負けたモーニンですが、
今回は余裕で勝利したところを見ると成長が伺えます。

これでフェブラリーステークスの出走権を得たモーニン。

今回は速い時計で勝利でしたので、
フェブラリーステークスでも通用するのはないでしょうか。

それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。

根岸ステークス(G3) 各競走馬のレース回顧

■モーニン(1着)
レースレコードで1着となったモーニン。

とても強い内容の競馬でした。

決して有利な枠ではなかったのですが、
外枠からダッシュを効かせて一気に先団へ。

終始余裕な感じがありましたが、
最後の直線でも余力を持って1着となりました。

今回は相手が相手なだけに、
本番では厳しい戦いになると思いますが、
ダッシュ力は本番でも武器になると思いますし、
勝ち負けが楽しみです。

安定感もあるところを見ると、
十分に期待してもいいのではないでしょうか。

■タールタン(2着)
今回のスピード決着において、
8歳という高齢馬でながら2着というのは素晴らしいです。

脚もしっかり使えており、
まだまだ衰えは感じられない走りで、成長すら伺えました。

これからも好走出来る馬でしょう。

■グレープブランデー(3着)
この2年間、大きな活躍は見られませんでしたが、
やはりG1馬。

高齢ながら、見せ場を作ってくれました。

もちろん、モーニンと比較しても
1着は厳しいかもしれませんが、掲示板はかなりの確率で捕えているだけに、
出走してくれば怖い存在となるでしょう。

大井の1200Mにも対応できている事から、
短距離での勝負なら一発あるかもしれませんね。

■タガノトネール(4着)
スタートも良く、ダッシュ力もありますが、
先行集団から最後の直線で失速という点は少し残念です。

毎回そうですが、後一歩パワーが足りないという感じがしますね。

今回を見るとパフォーマンスが落ちていると言わざるを得ない結果ですが、
休み明けという事もありますので、次走に期待です。

■アンズチャン(5着)
3番人気の支持を集めたアンズチャン。

スタートから少し下げ気味なポジションで競馬をして、
今回も末脚勝負に出ましたが、さすがに今回のペースでは
届きませんでした。

上がりはメンバー最速の34.4秒。

舞台適正が噛み合えばかなり強い競馬をしてくれると
考えています。

次走は牡馬も圧倒する末脚をいかんなく発揮している姿を
見せて欲しいと思います。
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今回、古豪に下剋上を果たしたモーニン。

根岸ステークスをステップに本番で結果を出した馬は
少ないのですが、今回の時計なら期待は十分です。

実際に過去、速い時計で根岸ステークスを勝った馬は
本番の成績は悪くはありません。

モーニンの本当の下剋上はフェブラリーステークス。

ノンコノユメと共に、
新興勢力の活躍が楽しみな一戦となりそうです。
それでは次回のレース予想は、
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2月7日(日)
東京新聞杯(G3)
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東京1600Mというある程度の実力が必要不可欠な
コースでありながら、中波乱が多いレースです。

その理由はこの時期と東京競馬場が左回りというのが
関係しているのではないかと思います。

その点を軸にして予想を組み立てていきたいと思います。

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