桜花賞(G1) レース結果
今年も桜が満開の中、
牝馬クラシックの第1戦桜花賞が行われました。
今年は前日の小雨の影響で20年ぶりの稍重の馬場。
ハイレベルな馬同士の戦いではありましたが、
どんな展開となるのかが想像し辛いレースとなりました。
結果は断然人気のソウルスターリングを押しのけて
8番人気のレーヌミノルが勝利と、波乱を演出してくれました。
レースの回顧はこちらです。
桜花賞(G1) レース回顧
まずは、スタート。
好スタートを切ったのはベルカプリとショーウェイ。
ミスエルテも最内から良いスタートを切って前にいきます。
外からヴゼットジョリー、カワキタエンカ。
レーヌミノルも押し上げていき、
ソウルスターリング、リスグラシューも前目の外側。
悪い位置ではありません。
他の上位人気は、
中団に4番人気のミスパンテール、5番人気のミスエルテ。
2番人気のアドマイヤミヤビは後方の位置に。
スタートから3Fあたりでカワキタエンカが
グイグイと前にいき、2番手を突き放していきます。
3Fの通過は34.7。
カタキタエンカが5馬身程離していたので、
後続は平均ペースくらいかと思いきや、
決してそうではありません。
全体的には流れて11秒台のラップが続く、
かなり締まった流れとなりました。
今回はこのラップが敗因となった馬も多いでしょう。
2番人気に押されたアドマイヤミヤビは、
馬場のせいか流れのせいか全く動けない感じになっていました。
4コーナーではレーヌミノル、カラクレナイ、アエロリットが
押し上げていき、中団にいたソウルスターリングも
外からしっかりと追ってきます。
ソウルスターリングはロスはあったものの、
スムーズに走れている感じはしました。
そして最後の直線。
前にいたヴゼットジョリー、ベルカプリは早々に潰れ、
抜群の手応えを見せたのはレーヌミノル。
すぐに先頭のカワキタエンカに追いつきます。
ソウルスターリングもその直後にいましたが、
なかなかレーヌミノルとの差が詰まりません。
残り100M、リスグラシュー、カラクレナイが
やっとエンジンがかかり伸びてきますが、
最後はレーヌミノルが粘って1着でゴール。
これまで安定感のある走りをしたレーヌミノルが、
桜花賞を制覇しました。
ソウルスターリングはリスグラシューに差されて3着と
なんとか馬券内を確保。
3連単94,890円と波乱の決着となりました。
それでは、各馬の回顧をしていきます。
桜花賞(G1) 各競走馬の回顧
■レーヌミノル(1着)
ハイなペースで終始前で競馬していましたが、
最後もしっかりと伸びてきて見事1着。
8番人気ながら後続をしっかりと押さえて完勝でした。
前に行った馬はことごとく潰れていたので、
かなり強い競馬をしたと思います。
次はNHKマイルかオークスでしょうけど、
走りを見るとNHKマイルの方が合っているかなと思います。
■リスグラシュー(2着)
道中は中団の位置で終始ソウルスターリングの
後ろで競馬をしていました。
最後の直線の前半は手応えが鈍く、
ダメかと思いましたが、残り100Mで盛り返し2着を確保。
長く良い脚を使えるのがこの馬の良いところで、
周りがバテている中、今回もその良さが出たと思います。
もっと長い距離でも十分に通用すると思いますので、
こちらはオークスでも期待できそうです。
■ソウルスターリング(3着)
今回1番人気に支持されながら3着と
馬券内を外してしまいました。
終始、外での競馬でペースも速いとなると
これまでとは全く違う展開ですので、
やはり難しいですね。
もう少し前目で内を狙っていっても
よかったと思いますが、こちらは馬場の影響が
大きかったと思います。
■カラクレナイ(4着)
逆に今回の厳しい流れがプラスに働いた
カラクレナイ。
35.0の速い上がりを見せてきましたが、
最後は甘くなってしまいました。
もう一伸びが欲しかったですが、
1600Mはちょっと長い印象です。
■アエロリット(5着)
こちらも最後は良い脚を使って伸びてきていましたが、
ソウルスターリングにわずかに届かず5着。
伸びはしましたが、
そこまで抜群のキレがある馬ではないので、
道中の位置が後ろ過ぎたと思います。
力はあると思いますので、
次は違う展開で見てみたいですね。
■アドマイヤミヤビ(12着)
2番人気ながら12着と惨敗に終わってしまいました。
血統的には重馬場でも対応できると思ったのですが、
想像以上に道中は前に付いていけませんでした。
敗因は馬場だと思いますが、
崩れ過ぎという印象です。
次はいつ狙うべきか難しくなりましたね。
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3歳牝馬クラシック初戦を制したレーヌミノル。
ここを制したなら、オークスの走りを見てみたいと
個人的には思ってしまいますね。
それでは次回のレース予想は、
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4月16日(日)
皐月賞(G1)
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3歳クラシックの第1戦、皐月賞が行われます。
昨年は史上最強のレベルと言われた戦いで、
注目度もかなり高いレースでしたが、
今年は少し牡馬のメンバーが弱いですね。
逆にデビューから3連勝中の牝馬ファンディーナの
走りが注目されそうです。
もし牝馬が制する事があれば69年ぶりですので、
ぜひ勝って欲しいですね。
【桜花賞(G1)2017回顧】運ではなく実力で制したレーヌミノルが完勝の口コミ
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