桜花賞(G1)レース結果
桜はすでに葉桜となりつつある中、
今週は3歳牝馬クラシック桜花賞が行われました。
展開は序盤が速く、中盤が緩む展開で、
最後は好位置から抜け出したラッキーライラックを
後方からすさまじい勢いで伸びてきたアーモンドアイが
捕らえてゴール。
1馬身以上空ける快勝となり牝馬女王に輝きました。
それでは桜花賞を振り返ってみます。
桜花賞(G1)レース回顧
まずはスタート。
出負けが目立ったのはプリモシーン。
アーモンドアイもやや出負けしていました。
1番人気ラッキーライラックは好スタートを切り、
前に行きますが、なかなかハナを切る馬がおらず、
外の様子を伺いながら進んでいきます。
そして、少し進んだあたりで、
外からアンヴァル、ツヅミモン、コーディエライトが
前に出てきてハナを切ったのはコーディエライト。
ラッキーライラックは好位置の4番手で、
後ろにはレッドサクヤ。
その後ろでリバティハイツ、ハーレムライン、
リリーノーブルが並走して走ります。
中団にはアンコールプリュ、スカーレットカラー、
外にはレッドレグナントが3頭並んで並走し、
トーセンブレス、マウレアがその後ろ。
後方にはフィニフティ、プリモシーン、
そしてアーモンドアイ。
最後方にはデルニエオールの順番。
前半は46.6と比較的流れた展開になりましたが、
隊列は縦長にはならず全体的に前半は速いペース
だったでしょう。
中盤でやや緩みますが、
隊列はほぼ変わらず進んでいきます。
4コーナー付近から再びペースは上がり、
リリーノーブル、アーモンドアイが
外を回して最後の直線へ入ります。
先頭のコーディエライトが苦しくなり、
先頭はツヅミモンに変わって最後の直線へ。
2番手のラッキーライラックとのリードは
わずか半馬身程。
割と厳しい流れだったため、
先行の馬は脚がなく下がってきます。
残り300M付近。
ラッキーライラックがツヅミモンを交わして、
先頭が変わります。
リリーノーブルも3番手でジワジワと追い上げてきます。
その他の馬が伸び悩んでいる中、
1頭強烈に脚を伸ばしてきたのはアーモンドアイ。
残り200M地点でアーモンドアイが
リリーノーブルを捕らえます。
すぐにツヅミモンも交わして、
ラッキーライラックに迫ります。
残り100M。
ラッキーライラックも良く伸びてきましたが、
それ以上にアーモンドアイが伸びてきて、
一気に先頭に。
そのまま伸びてラッキーライラックに
1馬身以上を空けて1着でゴール。
2着はラッキーライラック、
3着はしぶとく伸びてきたリリーノーブルとなりました。
それでは、各馬の回顧をしていきます。
桜花賞(G1)各競走馬の回顧
■アーモンドアイ(1着)
出負けして後方からのスタートとなり、
そこから4コーナーまでは後方待機。
最後の直線から追い上げていくと、
一気に前をごぼう抜きにして
最後は先頭のラッキーライラックも差し切ってゴール。
後方からとはいえ、
それなりに流れた展開から差し切り、
それも33.2秒という強烈なキレ味でした。
相当な強さを発揮してくれました。
オークスでは距離が心配ではありますので、
絶対的な信頼は置けませんが、
もしかするとまた新たな境地を見せてくれるかも
しれませんね。
■ラッキーライラック(2着)
好スタートから前に行き
ポジションを取りにいきますが、
他に前に行く馬がおらず、
自ら序盤のペースを上げてしまいました。
道中は好位置に付けますが、
最後は脚が鈍り、アーモンドアイに差されて2着。
負けてはしまいましたが、
このペースで2着を確保できたのですから、
負けて強しの内容だったと思います。
髙い総合力はオークスでも活きると思いますので、
オークスならこちらの方が信頼できるかもしれません。
■リリーノーブル(3着)
道中は中団で待機して最後は伸びてきましたが、
アーモンドアイにはあっさりと交わさせれ、
ラッキーライラックの差も決定的に詰める事は
できませんでした。
前半流れ過ぎても良さがでないタイプですので、
やはり上位2頭との差は感じられました。
オークスでは距離が長いと思うので、
買い辛いですが、2000Mまでなら馬券内に入れると思います。
■トーセンブレス(4着)
アーモンドアイと同じく、
後方から伸びてきましたが、
仕掛けが遅かく、最後は届かず4着。
最後は確実に伸びてこれるタイプですので、
オークスの方が合っていると思います。
上位2頭に勝つのは難しそうな気はしますが、
リリーノーブルを負かすくらいの能力は
持っているでしょう。
■マウレア(5着)
後方外目の位置で進め、
外を回して最後の直線へ向かいます。
ジワジワと伸びてきましたが、
そこまで差を詰める事はできずに5着。
同じような流れできた、
リリーノーブルやトーセンブレスにも
届かなかったのですから、
こちらは力不足だと思います。
■フィニフティ(12着)
こちらも後方から進め、
マウレアと同じような展開で
最後の直線へ向かいますが、
伸びる事はできずに12着と惨敗。
ペースは問題なかったと思うので、
こちらも実力差かなと感じました。
レベルが上がったレースで戦えるのは、
もう少し先かもしれません。
前半のペースは速く、後半も瞬発力が問われた
レベルの高い戦いでしたので、
実力差がハッキリと出た桜花賞でしたね。
アーモンドアイとラッキーライラック。
この2頭のオークスで戦いが楽しみです。
それでは次回のレース予想は、
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4月15日(日)
皐月賞(G1)
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今週は3歳クラシック三冠の初戦、
牡馬、牝馬の混合レース皐月賞が開催されます。
昨年、一昨年は荒れ模様で、
特に昨年は1~3番人気が飛んで、
100万馬券となりました。
上位人気も馬券に絡みますが、
1番人気~3番人気の勝率は
10~20%と決して高い数字ではありません。
中山というコースバイアスが強いコースと
いう事も要因の一つでしょう。
適正をしっかりと見極めて
予想していきたいと思います。
【桜花賞(G1)2018回顧】レベルの高さが問われる戦いで実力差を感じたレースの口コミ
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