【毎日王冠（Ｇ１）２０１７予想】実力拮抗で混戦になりそうなレース

今週から開催場が東京・京都に変わり、
その初週は天皇賞（秋）のステップレース、
毎日王冠が行われます。

ここが始動戦になる有力馬も多く、
今年もマカヒキ、ソウルスターリング、サトノアラジン、
リアルスティールと実力派の馬が多く出走。

その他にも春に活躍した馬が出走し、
面白いメンバーとなりました。

それでは、過去の傾向から毎日王冠を見ていきましょう。

人気順から見る過去傾向

☆１番人気は堅調、３着は人気薄が絡む傾向に☆

１番人気の複勝率は７０％と高い成績を誇っています。

それ以下の２番人気以降は幅広く馬券に絡んでおり、
特に３着には９年連続で５番人気以下が絡んでいます。

始動戦となる馬も多いため、
波乱も十分にありえるレースと言えるでしょう。

脚質から見る過去傾向

☆３、４歳馬が馬券の中心☆

過去１０年で３歳馬の複勝率は４５．５％・
４歳馬は３２％と５歳(１２．８％)、
６歳(２２．７％)、７歳馬(１３．８％)と比較すると
大きく引き離しています。

また、５歳以上の上位人気は不振傾向で、
過去に１～３番人気だった馬は２頭しか絡んでいません。

今年はグレーターロンドン、サトノアラジン、
リアルスティールあたりが該当しそうです。

枠順から見る過去傾向

☆差し・追い込みの馬が好走傾向に☆

このコースはスローの瞬発力勝負になりやすく、
差し・追い込みの馬も十分に届くレースです。

データ的にも上がり１～３位の馬の好走率が高いですね。

ただ、前の馬は厳しいかというそうではなく、
２、３着には残っています。

開幕週という事もあり、前残りも注意すべきでしょう。

毎日王冠（Ｇ１）コース解説

東京1800Mで行われる毎日王冠。

スタートは向正面２コーナーのポケット部分。

スタートしてすぐに２コーナーに差し掛かるので、
若干内枠の方が先行するには有利ですが、
どちらかというと外枠の方が揉まれる心配はないので、
有利に働く傾向が強いです。

スタートから500Mの下りがあり、
向正面半ばまで続きます。

途中で上り坂がありますが、
勢いがついて上りますので、
そこまでペースに影響が出るものではないでしょう。

上りが終われば３コーナーの途中まで下り坂。

下り坂が多いものの、
毎日王冠ではペースがそこまで上がらず進んでいきます。

ステップレースという事も関係しているのでしょう。

３コーナー途中からは、
最後の直線の途中まで緩い上り坂が続きます。

後ろから差す馬にとってはここ辺りで、
上がってこないと後半届かない可能性がありますね。

最後の直線は序盤に上り坂ですので、
ここでは差があまり埋まりません。

ラスト１．５Ｆの平坦な直線で一気に差し馬が上がってきて、
差すシーンが多いですね。

この事から馬券の中心は差し馬からとなりそうです。

毎日王冠（Ｇ１）注目馬予想

今回の出走馬は以下の１２頭

・アストラエンブレム
・ウインブライト
・グレーターロンドン
・サトノアラジン
・ソウルスターリング
・ダイワキャグニー
・ヒストリカル
・マカヒキ
・マッチレスヒーロー
・ヤングマンパワー
・リアルスティール
・ワンアンドオンリー

では、この１２頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
毎日王冠の注目馬をあげていきましょう。

■マカヒキ
ダービー馬のマカヒキ。

昨年の後半からはパッとしない成績で、
今年の大阪杯を見ても物足りない印象は受けますが、
大阪杯のメンバーで４着ですから、
このメンバーなら勝ち負けを期待できるのではないでしょうか。

東京コースは瞬発力を活かせる適正の高いコースですし、
陣営も準備をしてきているはずですので、
ここは期待したいところです。

■リアルスティール
勝ちこそ恵まれていませんが、
クラシックレースでも２着に付ける実力馬です。

この馬は1800Mくらいが丁度いいと思いますし、
力を出し切れば好走してくれるでしょう。

調教具合も仕上げてきている様子ですので、
馬券には押さえておきたいですね。

■ソウルスターリング
オークスでは圧勝しましたが、
今回は古馬の牡馬との対戦ですので、
簡単にはいかないでしょう。

ただ、データ的にも牝馬の上位人気は
馬券内に入る確率が非常に高く、
斤量も優遇されているので、
良いパフォーマンスを見せてくれそうです。

■グレーターロンドン
前走の安田記念では４着と初めて馬券内を
外してしまいましたが、
それまでは連対を外していない安定感があります。

その安田記念も１着と僅かな差ですので、
実力は本物でしょう。

長くキレる脚を使えるので、
舞台は問題ないはずです。

初重賞制覇に向けて期待したいですね。

■ヒストリカル
差し馬が台頭するレースですので、
穴馬としてはこの馬を選んでおきたいですね。

確実に速い上がりを使えるのもプラスポイントです。

去年の３着馬ですので、
リピートも十分に考えられます。

以上が現時点での注目馬です。

実力馬が多くどの馬が勝つかの
判断が難しいですね。

馬券は少点数で狙い打ちがいいと思います。

先行を狙うならヤングマンパワーも
ありですね。