毎日王冠(G2) 先週のレース傾向
土曜日の雨の影響で馬場は稍重の中で行われた毎日王冠。
ペースは重馬場の影響で全体的にスローなペースになっていました。
注目はやはり、1番人気無冠の女王ルージュバック。
そして、今回の毎日王冠での牝馬の出走はこのルージュバックのみです。
返し馬では良い動きをしていました。
アンビシャスは相変わらず熱くなっている感じです。
秋の中距離戦線を占う一戦はどうなったのでしょうか。
まずは、スタート。
バラバラっとしたスタートで、出遅れたのはヒストリカル。
好スタートを切ったのはディサイファ。
その直後に外からマイネルミラノが
加速してハナを切ります。
ウインフルブルーム、ロゴタイプも続いて
ディサイファを追い越していきます。
アンビシャス、ルージュバックは後方からの競馬。
そして、最後方に大きく離れてヒストリカルが
抑えた感じで進んでいます。
前半の1000Mは60.3秒と重賞としては、
かなり緩いペース
途中でクラレントがかかっているような感じをしていました。
4コーナーまで坦々と進み、
マイネルミラノの先頭は変わらず最後の直線へ。
この時点でステファノスが抜け出すのが難しそうな内側に。
そして、最後の直線。
マイネルミラノの脚は鈍ってきており、
後続馬が徐々に押し上げてきます。
ロゴタイプが一瞬伸びてきますが、
すぐに後方で待機していたアンビシャス、
ルージュバックが伸びてきてかわしていきます。
残り100M時点では、
完全に2頭が抜け出して叩き合いに。
その後ろでは最後方だったヒストリカルが
グイグイ上がってきて3着独走の位置。
最後、叩き合いを制したのは
アンビシャスを振り切ったルージュバックが勝利しました。
それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。
毎日王冠(G2) 各競走馬のレース回顧
■ルージュバック(1着)
G2初勝利となったルージュバック。
外枠で走りやすそうな感じでした。
最後もテンポよく伸びてきて、
今年は充実してそうですね。
この馬場の中で良い脚を使えたのは好印象ですので、
今年は注目すべきでしょう。
ただ、トップスピード勝負になった時にまだまだ競合はいますので、
絶対的な信頼とはいかなそうです。
■アンビシャス(2着)
最後までルージュバックに食い下がっていましたが、
結果はキレ負けして2着。
最後に伸びてきたのは流石ですが、
これが良馬場ならルージュバックに更に離されていた気もします。
これから勝ち切るにはもう一成長欲しいところです。
また、距離的にはもう少し短い方がいいと感じました。
■ヒストリカル(3着)
序盤かなり後方で待機し、
思い切った戦法をとっていましたが、
最後は先団をごぼう抜きして3着。
今回は道悪がこの馬にとってはかなり有利に働いたと思います。
周りが力を出せてなかったのも大きいですね。
今後も環境次第という事になりそうです。
■ステファノス(5着)
最内のポジションでレースを進め、
ロスの少ない競馬はしていましたが、
位置取りがマズかったですね。
抜け出せすに脚が止まる場面があり、
着差に影響したと思います。
今回は作戦負けだと思います。
■ディサイファ(6着)
道中は好位置で進めていましたが、
最後の直線ではこちらも前にかぶせられて
抜け出しにくい状態に。
結局伸びる事ができずに6着と惨敗。
走り自体は悪くないので、
もう少しスムーズな競馬をしていれば
着順は変わっていたと思います。
器用なタイプではないですからね。
次走も期待したいと思います。
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ルージュバックが勝利した今回の毎日王冠。
天皇賞(秋)では更に調整してくると思いますし、
この馬の走りがまた楽しみになってきました。
注目度がかなり高かった馬だけに、
もう一皮抜けるところが見たいですね。
それでは次回のレース予想は、
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10月16日(日)
秋華賞(G1)
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牝馬クラシックの最終戦秋華賞。
オークス馬のシンハライト、
更にはメジャーエンブレムが回避するとの事で、
ジュエラー、ビッシュに注目が集まりそうです。
実力馬の回避は残念ですが、
馬券的には伏兵が現れそうな雰囲気となりましたね。
そんな大混戦となりそうな秋華賞を今週は予想していきます。
【毎日王冠(G2)2016回顧】女王復活の兆しが見えた一戦の口コミ
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