【毎日王冠(G2)2017回顧】古馬の意外な活躍が見れたレース

毎日王冠(G2)レース結果

今週は天皇賞のステップレース
毎日王冠が行われました。

G2ながら毎年レベルの高い競争馬が出走し、
今年もG1馬が5頭も参戦する、
白熱した戦いとなりました。

レース展開はこのレースの特性通り、
馬券に絡んだのは全て差し馬からとなりましたね。

このレースを制したのは、リアルスティール。
1年半ぶりに重賞制覇となりました。

それでは毎日王冠を振り返ってみます。

毎日王冠(G2)レース回顧

まずはスタート。

出負けしていたのは、アストラエンブレム。

そして、ダイワキャグニー、マッチレスヒーロー、
ヤングマンパワー、ソウルスターリングが
先頭で並んで正面へ進んでいきます。

逃げ馬が不在でしたので、
どの馬もなかなかハナを切りにいきません。

スタートから2Fほどは先行の4頭が並走して走り、
ようやくハナを切ったのはソウルスターリング。

後続はというと、
先行の4頭の後ろにいたのはマカヒキ、ウインブライト。

そこから1馬身程後ろにリアルスティール、ワンアンドオンリー、
グレーターロンドン、サトノアラジンと
今回の上位を占める馬が揃っていました。

最後方にはアストラエンブレム、ヒストリカル。

馬郡はキレいに3つに分かれました。

前半5Fは60.0秒。

予想通りのスローな前半でしたので、
後半に瞬発力・持続力が問われる一戦となりました。

中盤でもペースは上がらず12秒台が続きましたので、
差し馬にとっては楽に上がってこれるレースだったでしょう。

後半になっても隊列は変わらず、
先頭のソウルスターリングは、2番手から半馬身程前で走ります。

そして4コーナー。

中段の差し馬が徐々に上がってきて、
最後の直線へ向かいます。

最後の直線すぐに先頭がダイワキャグニーに
入れ替わります。

序盤は上り坂。

差し馬もジワジワとしか前に出てきませんでしたが、
先行勢と差を着実に埋めていきます。

そして、坂を上りきった後、
差し馬が一気に刺してきました。

残り200Mで差してきたのは、
リアルスティール、その後ろにはサトノアラジン。

先行勢に追いつき、
先頭がこの2頭に入れ替わります。

2頭の後ろにいたマカヒキは伸びがあまり良くありません。

内にいたソウルスターリングも失速気味。

追い込んでくる馬もいましたが前2頭には届かず、
そのままリアルスティール、サトノアラジンが
最後まで伸びて1、2着となりました。

ダイワキャグニー、ヤングマンパワーの先行勢は
前で粘っていましたが、後ろからきた
グレーターロンドンが差しきって3着でゴール。

結果、上位の3頭が全部差し馬で決まったレースとなりました。

それでは、各馬の回顧をしていきます。

毎日王冠(G2)各競走馬の回顧

■リアルスティール(1着)
道中は中団で楽に追走し、
最後の直線でも想像以上のキレ味で突っ込んできました。

相当デキが良かったと思いますので、
次回の上積みはそこまで期待できませんが、
天皇賞でも展開次第では上位に喰い込めそうです。

メンバーを想像すると1着は難しそうですが、
ヒモでは抑えておきたいですね。

■サトノアラジン(2着)
ほぼリアルスティールと同じような展開で進んでいましたが、
最後はクビ差届かず2着。

この馬のトップスピードに乗るのが遅く、
不器用な面が出てしまいましたね。

とはいえ、トップハンデを背負ってこの走りでしたら、
強いと思います。

中距離に合っていると思いますので、
天皇賞での走りも期待したいですね。

■グレーターロンドン(3着)
こちらも上位2頭と同じ展開で進んでいました。

最後は上がり最速の32.6秒で突っ込み、
先行馬は捕えてゴール。

展開は問題なかった割りに、
上位と1馬身以上の差がありましたので、
まだ力の差はあると感じました。

まだG1馬相手に勝ちきる実力ではなさそうですね。

■ダイワキャグニー(4着)
東京巧者のダイワキャグニーでしたが、
最後は甘くなり、後続に差されて惜しくも4着。

やはり重賞メンバーとなると簡単にはいかないですね。

1600M~1800Mくらいの距離なら
重賞でも穴を空けてきそうです。

■マカヒキ(6着)
復活を期待されたマカヒキですが、
あえなく6着に敗退。

ちょっと前に行きすぎた感じがありましたね。

最後の直線は若干前が詰まっていたものの、
上がり33.3秒と少し物足りない感じに。

天皇賞ではもう少し脚を溜めて、
後方一気の方がいいかもしれません。

■ソウルスターリング(8着)
1番人気の期待を裏切り
8着と惨敗したソウルスターリング。

キレ味に優れた馬ではないので、
瞬発力勝負になった今回は厳しかったですね。

今回はオークスのような展開ではなかったので、
中盤からジワジワと加速するような流れで
進んでいければ天皇賞でも期待はできると思います。

天皇賞への展望が少し覗けた今回の毎日王冠。

天皇賞でも差し馬が優勢な傾向にあるので、
今回の走りを参考にしたいですね。

それでは次回のレース予想は、
_________
10月15日(日)
秋華賞(G1)
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今週は3歳牝馬三冠の最終戦、秋華賞。

オークス馬のソウルスターリングが回避となりましたが、
皐月賞馬のレーヌミノルやアエロリット、ファンディーナ、
リスグラシューなど粒揃いのメンバーが揃いました。

馬券に絡む馬の脚質が例年バラバラなレースのため、
先行馬の動きに注目していきたいですね。

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