【産経大阪杯(G2)2016予想】絞れそうで絞りにくいレース

天皇賞(春)のステップレース産経大阪杯が今週は開催されます。

過去には、テイエムオペラオーやヒシミラクルなど、
計4頭が天皇賞をこのレース経由で制しており、
レベルの高いメンバーが揃います。

今年も変わらずレベルは高く、
このレースから始動する昨年の実績馬も多く出走しています。

来年からG1へ昇格の予定もあるみたいですね。

ラブリーデイやヌーヴォレコルト、ショウナンパンドラなど、
このレースを制して弾みをつけるのはどの馬なのでしょうか。

実力馬が多く出走するレースですが、
人気馬が飛ぶケースは珍しくありません。
休み明けで本調子ではない事と様子見という事があるのでしょう。

勝ち馬が絞れそうで絞りにくいレースではあります。

過去の傾向では過去10年の1番人気の複勝率は90%
安定した成績を誇っていますが、2番人気以降はかなり分散しているので、
中穴くらいは狙えるレースです。

10年の内8年は6~9番人気の馬が馬券に絡んでいます。

2桁人気の馬の好走は極稀ですので、
ここはすんなり切ってもいいかもしれません。

前走で見るべきはクラスの成績。

前走がG1、G2の馬は複勝率40%と安定しており、
ここは着外、着内問わずに来ています。

ただし、G3からの出走組は苦戦していますので、この点も注意が必要です。

枠順で興味深いデータは1枠が10年間で一度も複勝圏内に
来ていないという事です。

スタートからのペースも上がらず、
特に枠の有利不利はないように思えますが、
この時期の阪神競馬場は内の馬場が荒れやすいという事がありますので、
このような傾向となるのかもしれません。

2枠の馬も凡走が多いですので、この点も注意してみる必要があるようです。
それでは、コースから、
産経大阪杯の展望を見ていきましょう。

産経大阪杯(G2) コース解説

阪神2000M(内)で行われる産経大阪杯。

スタートしてすぐに上り坂になっており、
加速はしにくい構造となっています。

上り坂の後は起伏がほとんどなく、
道中でラップの上下が激しくなる事はほとんどありません。

ただ、毎年先行馬次第でラップは変わっています。

2012年は逃げ馬がいませんので、
かなりのスローペースとなっていましたが、
これは稀なケースと考えていいでしょう。

1200Mを超えてからはカーブしながら下りがあり、
ここから最後まで加速がつきますので、
先行馬が上手く逃げると最後まで残る可能性はあります。

注意したいのが、天候によりここのペースが変わる事です。
重馬場になるとペースが落ちる傾向にありますので、
差し馬での決着となる事もあります。

予報では大阪の天気は雨ですので、
差し馬を中心に予想を組み立てた方がいいかもしれません。

ただし、スタミナも兼ね備えた先行馬なら、
入れておくべきでしょう。

いずれにせよ追い込み馬は届かないケースが多々ありますので、
好位で進める事ができる差し馬を狙うのがいいでしょう。

産経大阪杯(G2) 注目馬予想

今回の出走馬は以下の11頭

・アクションスター
・アンビシャス
・イスラボニータ
・キタサンブラック
・ショウナンパンドラ
・タッチングスピーチ
・ニシノビークイック
・ヌーヴォレコルト
・マイネルラクリマ
・ラブリーデイ
・レッドレイヴン
では、この11頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
産経大阪杯の注目馬をあげていきましょう。

■ラブリーデイ
昨年G1レース2勝、重賞6勝と大活躍を果たしたラブリーデイ。

ジャパンC、有馬記念では勝利を逃してしまいましたが、
単純に距離が長かったという事だと思います。

休み明けという点、6歳馬がこのレースでは不振という点は、
割り引いて考える必要がありますが、
得意な2000Mですので、堅実な走りを見せてくれるでしょう。

素晴らしい安定感がありますが、
重馬場でのデータが少ないですので、雨が降れば崩れるかもしれません。

■ショウナンパンドラ
現役最強といえる末脚をもつショウナンパンドラ。

昨年の後半から躍進を遂げました。

オールカマー、ジャパンCという全く違う条件の中、
両レースを制した力は本物と言わざるをえません。

天候から多少時計がかかるレースとなりそうですので、
スタミナがあるこの馬の方がラブリーデイより有利かもしれません。

■ヌーヴォレコルト
少し重賞の勝利からは遠ざかっていますが、
どのレースも内容は悪くありませんし、
髙い能力の馬である事は間違いありません。

今回は過去の実績にしては軽い54キロという斤量なので、
この斤量差と素晴らしい末脚があれば、十分にチャンスはあります。

■アンビシャス
前走ではリアルスティールに勝利し、
ドゥラメンテにもクビ差で2着という結果を残したアンビシャス。

ロングスパートから後半も脚を伸ばせるタイプですので、
流れてしまえばいいのですが、今回は展開が向かない恐れもありますね。

悩むところではありますが、
侮れない存在ではあるでしょう。

まだまだ成長過程の4歳ですので、
今年は覚醒もあるのではないかと考えています。

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以上が現時点での注目馬です。

キタサンブラック、イスラボニータも怪しさはありますが、
どうも距離が合わないような気がしています。

頭数が少なく大波乱は想定し辛いレースですので、
点数を絞って馬券は購入したいですね。

馬券的な面白さよりも、
今年初の馬の走りが見れる面白さの方が大きいレースだと思います。

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