【産経大阪杯(G2)2016回顧】4歳陣の力を見せつけたレース

産経大阪杯(G2) 先週のレース傾向

G1での勝利経験を持つ馬が5頭も出ており、
今年も豪華メンバーが揃った産経大阪杯。

天候はそれほど悪くはならず、
良馬場となりましたが結果的にはかなり遅いペースとなりました。

スタートでは、ヌーヴォレコルト、キタサンブラックが
良いスタートを切り、抜けたのはキタサンブラック。

キタサンブラックのダッシュ力は素晴らしいものがありますね。

最初の直線で、マイネルラクリマ、アンビシャスが
前に詰めていき、1コーナーへ。

1番人気、注目のラブリーデイは前のヌーヴォレコルトに
遮られながら走りづらそうにしていました。

レースはキタサンブラックが逃げる形になり、
前半1000Mの時計は1.01.1秒となかなかのスローペース。

にも関わらず、キタサンブラックがかなり逃げているように
見えたので、後続のペースはかなり遅く、
待ち過ぎな印象を受けました。

隊列はほとんど変わらず、
最後の直線ではまずショナンパンドラが仕掛けて、
他の後続も追いかけるようにスパート。

ラブリーデイは、前のヌーヴォレコルト、横にはマイネルラクリマがいて、
この時点でも窮屈そうな感じでした。

最後はキタサンブラックがこれまでと比較すると
速い上りを使ってはきましたが、アンビシャスが差し切って1着に。

初のG1制覇に向けて順調に力を伸ばしていると感じました。
横山騎手も良い騎乗をしていましたね。

それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。

産経大阪杯(G2) 各競走馬のレース回顧

■アンビシャス(1着)
かかる癖があるアンビシャスですが、
今回はしっかりと押さえて良い位置をキープしていました。

トップスピードの持続力があるので、
流れた方がこの馬には合っており、
厳しい流れとなるG1でも通用すると思います。

ドゥラメンテに食らいついた実力はやはり本物で、
今後もマイル~中距離路線では目の離せない存在となるでしょう。

■キタサンブラック(2着)
今回も総合力の高さを見せたキタサンブラック。

距離が短くなってきても対応出来ているのは、
実力がある証拠でしょう。

ただ、もうちょっとペースを上げても良かったと感じましたね。

最後は惜しくもアンビシャスに差されてしまいましたが、
斤量の差もありますし、天皇賞でも十分に期待できるでしょう。

■ショウナンパンドラ(3着)
今回は仕掛けが遅く、本来の実力を十分に出せたとはいえませんが、
それでも、メンバー最速の上がりで3着に入線。

ケガで不安はありましたが、
強烈な末脚は健在で、今年も問題無く走ってくれそうです。

馬体重からも今回は叩きでもあったと思いますので、
まだまだ今年も活躍が期待できますね。

■ラブリーデイ(4着)
終始、走り辛そうな感じの競馬でした。

枠順的に仕方のない面もありますけど、
もう少し積極的に前に行った方が結果を出せたと思います。

悲観するような内容ではないのですが、
同じような形でに有馬でも負けているので、
その点を考慮して欲しかったとは感じました。

■ヌーヴォレコルト(6着)
こちらも仕掛けが遅く、
展開が合わなかった感じです。

斤量も優遇されていたので、
もっと前に出ても良かったと思います。

最後も伸びずに6着と惨敗。

悪くない位置での競馬をしていただけにこの内容だと、
評価を落とさないとダメかもしれません。

まだ仕上がっていない感じで、
調子を戻すには少し時間がかかるかもしれませんね。

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ラブリーデイは6歳なので衰えも感じましたが、
評価しづらい内容なだけに、次走の香港での走りにも注目してみたいですね。

G1未勝利のアンビシャスがG1馬を負かした、
見応えのあるレースでした。

それでは次回のレース予想は、
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4月10日(日)
桜花賞(G1)
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今週は荒れる傾向が強い桜花賞です。

3強と言われているシンハライト、ジュエラー、メジャーエンブレムですが、
そうやすやすと上位人気では決まらないレースですので、
この中から飛ぶ馬も出てくると感じています。

この時期の4歳牝馬は体調に左右されるイメージがあるので、
馬券を購入するのは返し馬を見てからが良いと思いますが、

前日までにも見るべきポイントはありますので、
その点をチェックして注目馬を探していきます。

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