産経大阪杯(G2) 先週のレース傾向
G1での勝利経験を持つ馬が5頭も出ており、
今年も豪華メンバーが揃った産経大阪杯。
天候はそれほど悪くはならず、
良馬場となりましたが結果的にはかなり遅いペースとなりました。
スタートでは、ヌーヴォレコルト、キタサンブラックが
良いスタートを切り、抜けたのはキタサンブラック。
キタサンブラックのダッシュ力は素晴らしいものがありますね。
最初の直線で、マイネルラクリマ、アンビシャスが
前に詰めていき、1コーナーへ。
1番人気、注目のラブリーデイは前のヌーヴォレコルトに
遮られながら走りづらそうにしていました。
レースはキタサンブラックが逃げる形になり、
前半1000Mの時計は1.01.1秒となかなかのスローペース。
にも関わらず、キタサンブラックがかなり逃げているように
見えたので、後続のペースはかなり遅く、
待ち過ぎな印象を受けました。
隊列はほとんど変わらず、
最後の直線ではまずショナンパンドラが仕掛けて、
他の後続も追いかけるようにスパート。
ラブリーデイは、前のヌーヴォレコルト、横にはマイネルラクリマがいて、
この時点でも窮屈そうな感じでした。
最後はキタサンブラックがこれまでと比較すると
速い上りを使ってはきましたが、アンビシャスが差し切って1着に。
初のG1制覇に向けて順調に力を伸ばしていると感じました。
横山騎手も良い騎乗をしていましたね。
それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。
産経大阪杯(G2) 各競走馬のレース回顧
■アンビシャス(1着)
かかる癖があるアンビシャスですが、
今回はしっかりと押さえて良い位置をキープしていました。
トップスピードの持続力があるので、
流れた方がこの馬には合っており、
厳しい流れとなるG1でも通用すると思います。
ドゥラメンテに食らいついた実力はやはり本物で、
今後もマイル~中距離路線では目の離せない存在となるでしょう。
■キタサンブラック(2着)
今回も総合力の高さを見せたキタサンブラック。
距離が短くなってきても対応出来ているのは、
実力がある証拠でしょう。
ただ、もうちょっとペースを上げても良かったと感じましたね。
最後は惜しくもアンビシャスに差されてしまいましたが、
斤量の差もありますし、天皇賞でも十分に期待できるでしょう。
■ショウナンパンドラ(3着)
今回は仕掛けが遅く、本来の実力を十分に出せたとはいえませんが、
それでも、メンバー最速の上がりで3着に入線。
ケガで不安はありましたが、
強烈な末脚は健在で、今年も問題無く走ってくれそうです。
馬体重からも今回は叩きでもあったと思いますので、
まだまだ今年も活躍が期待できますね。
■ラブリーデイ(4着)
終始、走り辛そうな感じの競馬でした。
枠順的に仕方のない面もありますけど、
もう少し積極的に前に行った方が結果を出せたと思います。
悲観するような内容ではないのですが、
同じような形でに有馬でも負けているので、
その点を考慮して欲しかったとは感じました。
■ヌーヴォレコルト(6着)
こちらも仕掛けが遅く、
展開が合わなかった感じです。
斤量も優遇されていたので、
もっと前に出ても良かったと思います。
最後も伸びずに6着と惨敗。
悪くない位置での競馬をしていただけにこの内容だと、
評価を落とさないとダメかもしれません。
まだ仕上がっていない感じで、
調子を戻すには少し時間がかかるかもしれませんね。
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ラブリーデイは6歳なので衰えも感じましたが、
評価しづらい内容なだけに、次走の香港での走りにも注目してみたいですね。
G1未勝利のアンビシャスがG1馬を負かした、
見応えのあるレースでした。
それでは次回のレース予想は、
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4月10日(日)
桜花賞(G1)
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今週は荒れる傾向が強い桜花賞です。
3強と言われているシンハライト、ジュエラー、メジャーエンブレムですが、
そうやすやすと上位人気では決まらないレースですので、
この中から飛ぶ馬も出てくると感じています。
この時期の4歳牝馬は体調に左右されるイメージがあるので、
馬券を購入するのは返し馬を見てからが良いと思いますが、
前日までにも見るべきポイントはありますので、
その点をチェックして注目馬を探していきます。
【産経大阪杯(G2)2016回顧】4歳陣の力を見せつけたレースの口コミ
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