【皐月賞(G1)2017予想】今年は横一戦で混戦模様の皐月賞

先週は牝馬3歳クラシックの初戦、
桜花賞が行われましたが、
今週は3歳クラシックの初戦皐月賞が行われます。

このレースでは2、3着に入る馬が後に活躍するケースが多く、
キタサンブラックやサトノダイヤモンドもこのレースでは
勝っていません。

ただ、基本的には紛れの少ないレースですが、
高松宮記念から3回G1が開催され、
いずれも小波乱が起こる結果となっている
今シーズンのG1戦線。

今回はメンバーレベルが高くない事もあり、
より穴馬が台頭しやすくなるのではないでしょうか。

それでは、過去の傾向から皐月賞を見ていきます。

人気順から見る過去傾向

☆基本は順当だが、1番人気は信頼度が低い☆

過去10年で1番人気の勝率は20%と低め。

癖のある中山コースなので、
力を発揮し辛いという事もあるのでしょう。

ただ、1~3番人気の複勝率はいずれも
50%を超えている事から、
実力馬であれば切る必要はなさそうです。

二桁人気の好走も稀にありますが、
重馬場になった時以外は狙わなくてもいいと思います。

枠順から見る過去傾向

☆内枠は特に有利ではない☆

中山の内回りコースは内枠有利な傾向がありますが、
皐月賞では外枠の方が若干ではありますが、
好走している傾向にあります。

皐月賞はハイペースが多い事もあり、
逆に外枠の方がスムーズに走れるのでしょう。

外枠だからといって割り引く必要はないと思います。

前走から見る過去傾向

☆共同通信杯組が最近は強い☆

基本的には1800M以上で実績を残している馬が
このレースでも好走しやすいです。

参考になるのは弥生賞、スプリングS、
共同通信杯の3レースとなりますが、
特に共同通信杯から直行した馬の成績が良いですね。

いずれにせよ、
弥生賞、スプリングS、共同通信杯で
せめて掲示板以内に入っていないと話しにならないので、
その辺りの過去戦績も注目すべきでしょう。

皐月賞(G1) コース解説

皐月賞が行われるのは中山内回りの2000M。

スタートはスタンド正面からとなり、
最初の直線は400Mと長く、
途中に坂はありますがペースは速くなりがちです。

上りながら最初のカーブに突入し、
1コーナー終わり付近から今度は長い下り坂。

向正面の途中まで下り坂は続き、
ここでペースが落ち着く事もありますが、
皐月賞ではペースが落ちる事はありません。

最後はタイトなカーブとなり、
ここですでに全体的にペースが速くなり、
後ろの馬は前に行き辛くなります。

ここでの捌き方が重要になりますので、
騎手のレベルも問われるでしょう。

そして、最後は短い直線。

前半にペースが速いと先行馬が崩れ、
差し、追い込みも届くようになります。

実際に皐月賞では追い込みも多く決まっていますので、
中山コースといっても決して先行が有利にはならなそうです。

先行馬を選ぶなら長い脚が使える馬の方がいいとでしょう。

皐月賞(G1) 注目馬予想

今回の出走馬は以下の18頭

・マイスタイル
・スワーヴリチャード
・コマノインパルス
・カデナ
・レイデオロ
・アウトライアーズ
・ペルシアンナイト
・ファンディーナ
・プラチナヴォイス
・ダンビュライト
・アルアイン
・アメリカズカップ
・サトノアレス
・キングズラッシュ
・アダムバローズ
・クリンチャー
・ウインブライト
・トラスト
では、この18頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
皐月賞の注目馬をあげていきましょう。

■ウインブライト
中山では3戦全てで連対しており、
適正は問題ありません。

また、今年のスプリングSは、
弥生賞と比較してもペースが速く、
息をつけない展開となりました。

皐月賞も同じような展開となると思いますので、
スプリングSでしっかりと結果を残せた事は大きいと思います。

最後のコーナー途中からもしっかりと動けるところも
プラスのポイント。

中山に強いステイゴールド産駒なので、
初G1勝利に向けて来たいしたいところです。

■スワーヴリチャード
キレ味もそこそこありますが、
特にスタミナ・パワーが素晴らしい馬です。

速いラップを刻みながらも、
最後の直線でもう一段階ギアを上げる事ができますので、
皐月賞にも合っているでしょう。

中山コースは初めてですが、
阪神の小回りもこなせていますので、
問題ないと思います。

共同通信杯1着からの出走というのも
データ的にプラスポイントです。

スタートがスムーズにいけば、
勝ち負けに持っていけるでしょう。

■アダムバローズ
前残りもある事を考えると
この馬も入れておきたいと思います。

1番手、2番手でポジションを取り、
速いラップを刻みながら最後まで粘れるタイプです。

これまで2戦重賞を走っていずれも2桁着順と
結果は出せていませんが、
近走では池添騎手への乗り替わりで、
2連勝中ですので、期待したいところです。

■カデナ
デビューから5戦して、今だに連対を外しておらず、
抜群の安定感を見せています。

良血馬らしく高いパフォーマンスを見せており、
前走も完璧なデキではない中、弥生賞を完勝しました。

今回は更にパフォーマンスを上げてくるとは思いますが、
これまでスローな展開しか経験をしていないので、
皐月賞レベルとなると崩れる恐れもあります。

■コマノインパルス
デビューから4戦全て中山2000Mを走っており、
前走の弥生賞では中山巧者として期待されながらも
6着に終わってしまいました。

ただ、前走ではドスローな流れで、
最初は後方から進み途中で掛かって
ズンズンと前に行くチグハグな展開に。

それでも最後はそれなりに伸びてきましたので、
展開さえ合えば上位には喰い込める力はあるはずです。

ヒモとしては抑えておきたいですね。

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以上が現時点での注目馬です。

69年ぶりの牝馬の勝利が期待されている
ファンディーナももちろん素質は十分すぎる程ありますが、
これまでスローな展開の中での勝利ですので、
勝ち負けは難しいのではないかと思います。

これといった軸馬が存在しないメンバーですので、
馬券はBOXの方が良さそうな感じですね。

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