皐月賞(G1) レース結果
桜はもう散ってしまいましたが、
春の気持ち良い天気の中、皐月賞が開催されました。
レースはフルゲートの18頭が出走し、
様々な特徴を持った馬が出走しました。
1番人気は69年ぶりの
牝馬の勝利を期待されたファンデーナ。
ですが、結果は期待を裏切り、
1~3番人気は全滅、3連単は106万馬券と大波乱。
想像以上の超高速馬場をこなしたのは、
先行していたアルアインとなりました。
それでは、レースの回顧はこちらです。
皐月賞(G1) レース回顧
まずは、スタート。
スタートではサトノアレスが両側に挟まれて、
出遅れていたのが目立っていました。
スワーヴリチャード、ファンディーナ、トラストは
良いスタートで先手を取ります。
アルアイン、アダムバローズも上がっていき、
まずはアダムバローズが先頭を立ちました。
1コーナー目では、先頭は変わらずアダムバローズ。
トラスト、クリンチャーが続き、
アルアイン、ファンディーナ、ダンビュライトまでが先頭の集団。
ペルシアンナイト、カデナ、レイデオロなどの
差し馬勢は後方から。
開催場も終盤でしたので、
馬場の悪い内を避けるような位置取りでした。
レースが動いたのは前半1000Mのあたりから、
空いた内をついてペルシアンナイトが上がっていき、
カデナもその後ろからジワジワとポジションを上げていきます。
前半の1000Mは59.0秒とかなり厳しい流れでしたね。
ここでペルシアンナイトは、
一気に先行していたファンディーナの後ろまで
上がってきました。
4コーナー付近。
前の方では、アダムバローズがまずは潰れて、
トラストが先頭でクリンチャーが続きます。
外にはダンビュライト、ファンディーナ。
その間にはアルアインがいます。
そして、最後の直線。
直線を向いた直後に内からペルシアンナイトが、
抜けて先頭になります。
上位人気組はファンディーナが頑張りますが、
アルアイン、ダンビュライトに交わされて後退。
カデナも、もう伸びは感じられない走りでした。
後方から競馬をしていたスワーヴリチャードも
さすがに届かなそうな位置です。
レイデオロも内から良く伸びていますが、
前も止まりません。
最後はアルアインが鋭い脚を伸ばして、
ペルシアンナイトを差し切って1着でゴール。
アルアイン、松山騎手、
共にG1初制覇を飾りました。
そして、予想外に粘った12番人気ダンビュライトが
3着となり、波乱の皐月賞となりました。
それでは、各馬の回顧をしていきます。
皐月賞(G1) 各競走馬の回顧
■アルアイン(1着)
積極的に先行して好位置でレースを進めていきました。
3、4コーナーでは少し後方に下がり溜める形に。
最後はペルシアンナイトが
坂に差し掛かったところでスパートして、
しっかりと伸びて差し切りました。
このハイペースな中で、
最後にあそこまで伸びる力があるとは思いませんでした。
初挑戦の2000Mで1:57.8の好タイムですので、
力は本物でしょう。
ダービーの2400Mの距離だと最後まで持つかが、
まだ未知数ですので、次も予想に迷いそうです。
■ペルシアンナイト(2着)
後方からの競馬で道中ポジションを
一気に上げて前に。
最後の伸びは期待できないと思いましたが、
しっかり伸びて2着を確保できたのですから驚きです。
デムーロ騎手の位置取りも素晴らしかったのですが、
予想外の実力を見せてくれました。
今回のレースを見る限り、
こちらは距離が伸びてもまだいけそうな気がします。
■ダンビュライト(3着)
12番人気ながら3着と大健闘。
こちらも意外な好走を見せてくれました。
しぶとく伸びるタイプですが、
ここまでの好走を見せるとは思いませんでした。
高速馬場だった事もありますが、
素直に強い競馬をしたと思います。
ダービーでも積極的に前に行けば、
勝機はあるのではないでしょうか。
■スワーヴリチャード(6着)
スムーズなゲートでしたので、
勝ち負けになるかと思いましたが、結果は6着と惨敗。
道中は後ろでの競馬をして、
最後の伸びも地味な感じでした。
使える脚は一瞬ですので、
もっと前に出ていって欲しかったと思います。
ダービーでは違った展開になると思いますので、
もう一度期待はしたいですね。
■ファンディーナ(7着)
道中は好位置で進めて、
良い形で競馬ができたのではないかと思います。
ただ、最後の直線に入るともう伸びる力はありませんでした。
やはり高速馬場に合わなかった。
それにつきると思います。
負けてはしまいましたが、
悲観するような内容ではなかったので、
オークスでは上位に喰い込んでくれるでしょう。
■カデナ(9着)
4コーナー付近で内でゴチャつき、
ロスがありましたね。
ロスがなければもう少し上位にいけたと思いますが、
それでも、今回のペースでは馬券内を捕える事は
難しかったでしょう。
この馬も高速馬場は基本的には合わないと
再確認しました。
ダービーのように瞬発力勝負になれば、
結果は違うと思います。
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想定以上に前残りとなった今回のレース。
予想はなかなか困難でした・・・
トライアルで勝利した馬がほとんど来ないという
例年とは違った傾向でした。
ダービーに向けて良い収穫もありましたので、
次はしっかりと狙えるようになりたいと思います。
それでは次回のレース予想は、
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4月23日(日)
読売マイラーズC(G2)
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今週はG1狭間週となり、ここで行われるのは、
古馬のマイラーが集結するマイラーズカップ。
このマイラーズカップもペースが速くなりがちなので、
その点をしっかりと見極めて予想したいと思います。
【皐月賞(G1)2017回顧】予想以上に前残りで大波乱となったレースの口コミ
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