今週は菊花賞に向けてのトライアルレース、
神戸新聞杯が行われます。
菊花賞と神戸新聞杯では600Mの差はありますが、
本番との繋がりは強く、このレースを勝利した馬の多くが、
菊花賞でも勝っています。
オルフェーヴル、ゴールドシップもこのレースを勝利しています。
今回の注目馬はなんといってもダービーでマカヒキに
ハナ差で敗北したサイトダイヤモンドでしょう。
ダービーで共に戦ったマカヒキ、ディーマジェスティ共に
秋に向けてしっかりと仕上げてきているだけに、
このレースも負ける訳にはいかないでしょう。
まず、過去の傾向から見ていきます。
人気順から見る過去傾向
基本的には順当に決まるレースで、
落ち着いた配当になりやすい傾向です。
過去10年で1番人気の複勝率は80%
2番人気の複勝率は60%と安定しています。
1桁人気後半くらいなら馬券に絡む事もあるかもしれませんが、
この10年間で2桁人気は馬券に絡んだ事がないので、
そこまでの大穴は来る確率は低いと思います。
枠順、脚質で見る過去傾向
2400Mの中距離ですので、
枠の有利不利は気にしなくてもいいでしょう。
脚質は大半は差しで決まっており、
逃げ、先行で決まっている馬も実績馬ですので、
圧倒的に差しが有利とみていいかもしれません。
それでは、コースから、
神戸新聞杯の展望を見ていきましょう。
神戸新聞杯(G2) コース解説
2400Mという特殊な距離ですので、
特徴がなかなか掴みにくいレースです。
スタートはスタンド前から。
スタート後は下り坂となりますが、
すぐに急な上りとなります。
そのため、前半はそこまでペースが上がる事は少ないです。
道中は多少の勾配はあるものの、
そこまで影響する程ではありません。
4コーナーあたりから下りとなり、
下りながら最後、473Mの長い直線に入ります。
下り坂からペースが上がりますが、
ラスト1Fで再び急坂ですので、
非常に消耗が激しいレースです。
前半で脚を使ってしまうと最後で止まってしまうでしょう。
スタミナだけでなく、瞬発力も必要なので、
やはり実力馬でないと、こなすのは厳しいと感じるコースです。
神戸新聞杯(G2) 注目馬予想
今回の出走馬は以下の15頭
・アグネスフォルテ
・イモータル
・エアスピネル
・カフジプリンス
・サトノダイヤモンド
・ジョルジュサンク
・トゥルーハート
・ナムラシングン
・ヒルノマゼラン
・マイネルラフレシア
・ミッキーロケット
・レッドエルディスト
・ロードヴァンドール
・ロードランウェイ
・ワンスインアライフ
では、この15頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
神戸新聞杯の注目馬をあげていきましょう。
■サトノダイヤモンド
ダービーの上位を争った、
マカヒキ、ディーマジェスティ、サトノダイヤモンド。
この3頭は明らかに他とは別格の能力があります。
今回はメンバー的にも余裕で勝ってもらいたいです。
追い切りでも動きは良さそうなので、
ここは1着固定でもいけるでしょう。
■エアスピネル
判断が難しいのはエアスピネル。
ダービーではロスのない理想の競馬をしながらも、
4着となっており、距離はこのくらいが限界かと思います。
厳しい展開になると、
この夏で成長してきた馬にあっさり負けるかもしれないですね。
ただ、純粋な能力的にはもちろん上位になりますので、
あえて切る理由もあまり見つかりません。
■ナムラシングン
まだ重賞の勝利はありませんが、
重賞以外のレースでは全て馬券に絡んでいます。
余裕で差し勝った前走を見ていても、
馬体重が増え、成長していると感じます。
距離延長となりますが、
距離的には長い方がいいと思いますので、
問題はないでしょう。
ヴィクトワールピサ産駒は使われる毎に成長していくので、
この秋の走りが楽しみな馬です。
■ジョルジュサンク
デビューから中距離を使われてきた馬。
近走では2レース連続で1800Mを走っていますが、
あまり合っていない印象を受けますので、
今回の2400Mの方が距離適性は高いと思います。
先行馬には厳しいレースではありますが、
粘りのある走りができますので、チャンスはありそうです。
もちろん、能力的には物足りないですが、
穴馬としては面白い存在だと思います。
■レッドエルディスト
こちらも穴馬候補ですが、
ジョルジュサンクと違い、差し専門。
最近の走りでは伸びるタイミングが遅いので、
そこを調整すればトップスピードの持続力はあるので、
好走も期待できるでしょう。
さすがにサトノダイヤモンドには敵わないかもしれませんが、
馬券内ならあってもおかしくはないです。
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以上が現時点での注目馬です。
サトノダイヤモンドを崩すのは、
困難だとは思いますが、成長次第では、
エアスピネルにとっては脅威になるメンバーが
多くいそうです。
皐月賞でディーマジェスティが意外な好走を見せたように、
この秋でも開花する馬が出てくるのかが楽しみです。
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