桜花賞、オークスに続く牝馬クラシックの最終戦、
秋華賞が今週は行われます。
まだ記憶に新しいと思いますが、
桜花賞、オークスではジュエラー、シンハライトの
2強が激闘を繰り広げていました。
ですが、今回、
シンハライトは屈腱炎のため秋華賞は辞退、
ジュエラーも前走ではG2にも関わらず11着と惨敗。
更にはチェッキーノも病気で回避。
一気に波乱を匂わせる状態となりました。
今年の秋華賞は荒れるかもしれませんね。
それではまず、過去の傾向から見ていきます。
人気順から見る過去傾向
☆やはり上位人気は堅実☆
菊花賞のようにトリッキーな距離ではなく、
G1という事もあり、上位人気の信頼度は高いです。
過去10年で1番人気、2番人気の
複勝率は70%と高い数字。
そして、8番人気以降で馬券に絡んだ馬はほぼ皆無で、
配当的にも落ち着いた傾向です。
枠順から見る過去傾向
☆脚質によって枠順の有利不利が決まる☆
京都2000Mは内周りの若干変わったコース。
ただ、内外の差はほとんどありません。
また、不思議な事に
中枠がほとんど馬券に絡めていません。
内外の差はないといえど、
先行力のある馬は内枠、
差し馬は外枠が有利に働くでしょう。
脚質レースから見る過去傾向
☆脚質は気にしなくても問題なし☆
差しが若干優勢なコースではありますが、
逃げ、先行、差しどの脚質も馬券に絡んでいます。
ただし今回はそこまでの先行馬はいなさそうですので、
差しが決まりやすいかもしれませんね。
それでは、コースから、
秋華賞の展望を見ていきましょう。
秋華賞(G1) コース解説
京都2000Mで行われる秋華賞。
スタートはスタンド前の直線途中から。
最初のカーブまでは短く、
スタートして300Mでカーブと入ります。
カーブを曲がり向こう正面へ進んでいくと、
途中からは上りになります。
上りではありますが、
ペースは若干緩む程度でペースは締まった流れとなる事が
多くあります。
そして、残り800Mの3コーナー付近から
最後の直線まで下りが続きます。
ここでのペースが先行馬と差し馬の勝敗を分ける事に
なるでしょう。
基本的には加速していく傾向。
先行馬はここで加速しないと被せられる恐れがあり、
最後の直線で抜け出せなくなる事が多いです。
逆にうまく加速できると有利になります。
今年は比較的落ち着いたペースになるとは思いますが、
コロコロと性質が変わるレースだけに判断は非常に難しいです。
秋華賞(G1) 注目馬予想
今回の出走馬は以下の18頭
・ヴィブロス
・ウインファビラス
・エンジェルフェイス
・カイザーバル
・キンショーユキヒメ
・クロコスミア
・ゲッカコウ
・ジュエラー
・ダイワドレッサー
・デンコウアンジュ
・ネオヴェルザンディ
・パーシーズベスト
・パールコード
・ビッシュ
・フロンテアクイーン
・ミエノサクシード
・レッドアヴァンセ
・ワンダーピルエット
では、この18頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
秋華賞の注目馬をあげていきましょう。
■ジュエラー
前走の11着で一気に評価を落とした人も
少なくないはず。
骨折明けで能力が低下した可能性もありますし、
今回は切りたくなるなるのですが、
前走のローズステークスはこれまでとは違い
先行策をとりましたし、無理に走らせていない
印象も受けました。
状態面も現在は良好な感じですし、
G1馬を信じていいような気もします。
■ビッシュ
前走、紫苑ステークスの勝ち方を見ても鮮やかで、
能力が高い事を証明してくれました。
実力馬が勝利しているレースで、
この馬を買わない理由がありません。
血統的にも京都は庭であるディープ産駒。
鞍上も絶好調の戸崎騎手ですので、
ここは上位にもってこれるでしょう。
■カイザーバル
G1初挑戦のカイザーバル。
2000Mは初挑戦ですが、
前走を見ていても脚を長く使えそうですので、
問題はないでしょう。
有力馬が回避した今回なら馬券内に
食い込む事もできそうです。
気性的にも安定してきた感じですし、
堅実な走りをみせてくれそうです。
■ダイワドレッサー
前走では牡馬相手に2着と善戦しました。
持続力がある馬なので、
距離的にも問題はなさそうです。
日を追う事に伸びてきている印象なので、
このあたりで覚醒してもおかしくはないはず。
人気にはならなそうなので、狙いたい1頭です。
■クロコスミア
逃げるであろうクロコスミア。
前走のローズステークスでは、
逃げて2着とシンハライトを脅かしました。
ただ、それまでは凡走続きと、
なかなか不安定な面もあります。
逃げが難しい秋華賞ですが、
逃げが穴を空けているのも秋華賞。
今回ダークホースとなれるかもしれません。
以上が現時点での注目馬です。
シンハライト、チェッキーノが回避して、
実力馬同士の対決がみれない事は寂しいですが、
馬券的には面白くなりそうです。
堅いと思っていた秋華賞ですが、
手広く買いたくなる一戦です。
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