今週は牝馬三冠のラスト秋華賞が開催されます。
桜花賞馬のレーヌミノルは近走では結果が出ておらず、
オークス馬のソウルスターリングは不在ですが、
他のメンバーも能力が高く面白くなりそうです。
秋華賞は速いペースになりやすいので、
その点を考慮して予想をしていきたいと思います。
それでは、過去の傾向から秋華賞を見ていきましょう。
人気順から見る過去傾向
☆1、2番人気は堅調、穴はヒモまでか☆
過去10年の複勝率で見ると、
1番人気が70%、2番人気が60%と堅調です。
また1着になるのは過去10年で
10頭中9頭が1~3番人気ですので、
今年も上位を1着軸にした方が良さそうです。
脚質から見る過去傾向
☆秋華賞は差しが有利な傾向に☆
コースデータ自体は逃げ・先行が有利になりますが、
秋華賞はハイペースになりすぎる事があるので、
差しが台頭するケースが良くあります。
ただ、後ろすぎると届かないので、
追い込みには厳しいレースとなるでしょう。
前残りを考えて、
穴馬を狙うなら先行が良いと思います。
前走から見る過去傾向
☆休み明けの馬には厳しい☆
ローズステークス、紫苑ステークス、
クイーンステークス、または夏のローカルに
出ていた馬がよく馬券に絡んでいます。
特に前走でクラスに限らず上位成績の馬は
ここでも好走する傾向にありますね。
10週以上の休み明けぶっつけ本番の馬は
これまで1頭しか絡んでいないので、
切ってもいいと思います。
秋華賞(G1)コース解説
京都2000Mで行われる秋華賞。
スタートは正面の半ばからのスタート。
スタートして300Mで最初にカーブに
差しかかるため、先行争いは激しくなりがちです。
先行するなら内が有利ですね。
スタートから向正面の終わりまでは、
平坦な道が続き、ペースは速くなりがちです。
向正面の直線終わりに上り坂がありますが、
ここでもそこまでのペースの緩みはありません。
坂を上り切って1Fほど進むと次は下り坂。
ここからゴールまでの800Mから
スパートをかける事が多く、この下り坂付近でのペースが
好走する脚質を分けるでしょう。
ペースが遅いと差し馬が来やすく、
速いと前が残りやすいです。
先行馬のペースには注目ですね。
基本的には瞬発力勝負というより、
長くキレる脚を使える馬が好走傾向にあります。
後方一気の競馬をしてきた馬には
実力馬でないと厳しい展開となりそうです。
秋華賞(G1)注目馬予想
今回の出走馬は以下の18頭
・アエロリット
・ヴゼットジョリー
・カリビアンゴールド
・カワキタエンカ
・タガノヴェローナ
・ディアドラ
・ハローユニコーン
・ファンディーナ
・ブラックオニキス
・ブラックスビーチ
・ポールヴァンドル
・ミリッサ
・メイショウオワラ
・モズカッチャン
・ラビットラン
・リカビトス
・リスグラシュー
・レーヌミノル
では、この18頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
秋華賞の注目馬をあげていきましょう。
■アエロリット
NHKマイルでは見事に重賞初勝利。
その後のクイーンSでも古馬相手に勝利と
パフォーマンスを上げてきている印象です。
2000Mは初挑戦ですが、
馬体も成長し、スタミナも出てきていますので、
問題はないでしょう。
相手関係を見ると力は抜けていると思います。
■ディアドラ
前走の紫苑Sでは外を回しながらの勝利で、
着差以上の強い競馬だったと思います。
岩田騎手からの乗り替わりが気にかかるところですが、
京都での実績もありますし、馬券には入れておきたいですね。
仕上がりも良さそうですので、
初G1制覇を期待したいです。
■リスグラシュー
なかなか勝ち切る事は出来ませんが、
安定感抜群の走りでこれまで幾度も馬券に絡んでいます。
京都の舞台は初めてですが、
これまでこなしているコースを考えると
適正は問題ないでしょう。
中団あたりで進めれば勝機はありそうです。
後方過ぎると厳しくなりそうですので、
軸向きではないかなと思います。
■ミリッサ
こちらもこれまで安定感のある走りをしてます。
2000Mは初めてですが、前走のローズSを見ても
余裕はあったのでこなせるはずです。
まだ上位人気との力差はありますが、
スムーズに行けば3着は期待できそうです。
前目の競馬でしっかりと脚を使ってきて欲しいですね。
■カリビアンゴールド
ダービーでは11着と大敗はしましたが、
そこから2走は共に2着と調子を上げてきています。
前走の紫苑Sではディアドラにハナ差ですので、
今回も上位に喰い込める可能性は十分にあるでしょう。
先行でスムーズに走れそうですし、
穴馬としては面白い存在だと思います。
以上が現時点での注目馬です。
他にも人気上位の馬はいますが、
ファンデーナもモズカッチャンも
スローな展開を力を発揮できそうですので、
ペースが上がりそうな今回は馬券には入れにくいですね。
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