【秋華賞(G1)2017回顧】実力が如実に現れたレース

秋華賞(G1)レース結果

秋雨前線の影響で全国的に天気が悪かった先週末。

京都でも雨となり、馬場状態は重馬場となりました。

そんなタフな馬場の中でしたが、
ペースは速くなり消耗戦となりました。

勝利したのは、ディアドラ。

素晴らしい立ち回り方で
後方から差し切って見事G1初勝利を飾りました。

それでは秋華賞を振り返ってみます。

秋華賞(G1)レース回顧

まずはスタート。

先行争いはカワキタエンカが前に出てハナを切ります。

内からはアエロリット
外からはファンディーナと上位人気が番手に付けました。

その後ろにはブラックスビーチ、
タガノヴェローナとレーヌミノル。

そして、モズカッチャンがアエロリットの後ろで走ります。

他の人気上位陣はリスグラシューとディアドラが
後方の位置で並走していました。

カワキタエンカが先頭で1コーナーを周り、
3Fは35.6秒と割と速いペースで進んでいました。

その後もペースは落とさず、
前半1000Mは59.1秒と消耗戦になりそうな雰囲気に。

アエロリットはいきたがっている感じでしたが、
2番手に納まってからはおとなしく耐えていました。

隊列は最終コーナーまでほとんど動かず縦長の隊列に。

最後のコーナーで、
差し馬勢が動いてきます。

まず大外からぶん回してきたのはリスグラシュー。
対してディアドラは内を走りショートカットで
一気に中団まで押し上げてきます。

先行勢はというとファンディーナが、
ズルズルと後退していきました。

モズカッチャン、アエロリットは
残ってカワキタエンカを追っていきます。

最後の直線、
すぐに先頭はモズカッチャンに変わります。

アエロリット、カワキタエンカは
伸びが無く後退。

そして、すぐ後ろには、
いつの間にか前に詰めてきたリスグラシューとディアドラ。

残り100Mあたりでディアドラがもう一伸びし、
リスグラシュー、モズカッチャンを捕えて先頭に。

リスグラシューもディアドラには届きませんでしたが、
最後の最後でモズカッチャンを交わして2着。

この夏に成長を見せたディアドラが勝利しました。

それでは、各馬の回顧をしていきます。

秋華賞(G1)各競走馬の回顧

■ディアドラ(1着)
出負けして後方からのスタート。

内で我慢して最後は内側から最短距離で抜け出して、
前線の馬をまとめて差してゴール。

かなり持久力が必要な展開でしたが、
見事な脚を使ってきました。

2000Mくらいの中距離が良いと思いますし、
パフォーマンスを上げてきていますので、
エリザベス女王杯でも楽しみですね。

■リスグラシュー(2着)
こちらもディアドラと同じ展開で、
最後は外を回して上がってきました。

良く伸びてはいましたが、
やはり後一歩が届かず2着。

なかなか勝ち切れない競馬が続いています。

もう少しキレ味があればいいのですが、
惜しいですね。

■モズカッチャン(3着)
終始先行の位置で最後は早めの仕掛け。

最後の直線で一時は前に出ましたが、
甘くなって3着と馬券内は死守しました。

3着とはなりましたが、
現段階ではこれ以上に無い良い騎乗だったと思います。

もうちょっと距離が長い方が活躍できそうですね。

■ラビットラン(4着)
中団好位置で進め最後はジワジワ伸びていましたが、
モズカッチャンには届かず4着。

展開的にはロスも無く良かったと思いますが、
キレが弱かったですね。

今回は重馬場が合わなかったのかもしれません。

■アエロリット(7着)
終始先行していましたが、
最後は失速して7着と惨敗。

初めての2000M、ハイペースという事で
スタミナ面がもたなかったのでしょうか。

やや掛かり気味だったので、
リズムを崩してしまったのでしょう。

前半をもう少し抑えれる展開ならいいかもしれませんね。

■ファンディーナ(13着)
これは前走、前々走からと同じで、
ハイペースについていけてなかったですね。

能力は高いのですが、
やはり好走できるスポットが少なすぎる印象です。

スローな展開なら狙いたいですね。

例年通りハイペースで、

長い脚も必要となった今回の秋華賞。

素直に高い能力が問われたレースだったと思います。

エリザベス女王杯の収穫もありましたね。

それでは次回のレース予想は、
_________
10月15日(日)
菊花賞(G1)
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牡馬クラシックの最終戦、
菊花賞が今週は行われます。

3000Mという特殊な距離から、
距離適性が高く問われるレースです。

最も強い馬が勝つとは言われていますが、
今年はダービーの上位馬が不在ですので、
少しメンバーが弱くなりそうですね。

適正次第では穴馬の好走もありえますので、
その点に注意して予想していきたいと思います。

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