【第20回秋華賞(G1)2015 予想】二冠達成か!?新星の誕生か!?

今週は牝馬三冠のラスト、秋華賞が開催されます。

2012年にはジェンティルドンナが三冠を達成していますが、
今年は桜花賞はレッツゴードンキ、オークスはミッキークイーンと
勝ち馬が分かれていますね。

桜花賞、オークスは直線が長く瞬発力が必要となりますが、
この秋華賞の京都2000Mでは器用さが求められます。

その為、これまでのG1レースのデータが参考にならない事も
あるので注意が必要です。

例えば、今回の秋華賞で恐らく、
1番人気になるミッキークイーン。

もの凄い末脚は持っていますが、
どちらかといえば不器用なタイプになるので過信は出来ないかもしれません。

レッツゴードンキまたはミッキークイーンが二冠達成となるのか、
それとも、2014年のショウナンパンドラのように新星が誕生するのか。

このペース配分が難しいコースで、
各馬がどのような展開を見せるのかが楽しみです。

過去の傾向を見ていくと、
2番人気の複勝率が80%と最も複勝率が高く、
1番人気も連対率は40%ですが、複勝率は70%と
上位人気馬が安定した成績を出しています。

また、過去10年の勝ち馬は90%が、
3番人気以下となっています。

特殊なコースといえど、
周りも同じ条件ですからやはり力のある馬が勝つのでしょう。

そして、ローズステークス組が圧倒的に勝っており、
ローズステークスで3着以内の馬は高確率で複勝圏内に
入っています。

ただ、ローズステークスで凡走した馬であっても、
好位置でレースを進められる馬であれば、
穴を開ける可能性があります。

それでは、コースや追い切りなどから、
秋華賞の展望を見ていきましょう。

秋華賞(G1) コース解説

まず、京都の内回りは小回りになるので、
一見内枠が有利と思われますが、内枠はすぐに外から被せられますし、
4コーナーで内が詰まる事もあり、そこまで有利不利の差はありません。

しかし、17、18番の大外は人気馬でも
かなりキツいレースとなりそうです。

脚質では先行馬は途中、馬群に揉まれやすいので、
想像以上に消耗する事があります。

その為、差し馬が圧倒的に勝利しているケースが多くあります。

ただ、内を器用に立ちまわる事が出来る先行馬ならば、
好走も期待できるでしょう。

また、直線が短い事もあり、後方一気は難しいので、
好位置で進められる差し馬が狙い目です。

小回りゆえに揉まれやすく、
テクニックが必要なコースとなるので、
実力派の騎手が強い傾向にあります。

では、その他にも調教具合や血統から
秋華賞の注目馬をあげていきましょう。

秋華賞(G1) 注目馬予想

■レッツゴードンキ
桜花賞での勝利の後、オークス、ローズステークスでは、
複勝圏内を逃していますが、オークスの敗因も明確であり、
元々牡馬とも戦える実力の持ち主ではあります。

また、この馬は器用さもあり、
展開に合わせた高いレベルの競馬をする事が出来ますので、
今回の秋華賞では期待できるでしょう。

■ミッキークイーン
やはり文句無しの強さですので、
切れない馬ではあります。

馬体重も増えており、更に力強さが増していますね。

ただ、上でも述べたように、
器用さには欠けますので、展開次第では崩れるかも恐れもあります。

軸として入れるのは避けておいた方がいいかもしれません。

■トーセンビクトリー
前走のローズステークスでも3着ながら、
パッとしない内容でした。

しかし、血統的にもこのコースで優秀な成績を残している
キングカメハメハ産駒。

しかも中団、好位置からの競馬が出来るタイプですので、
今回騎乗する武豊騎手なら、トーセンビクトリーの良さを
引き出してくれると思います。

■タッチングスピーチ
今回の新星として期待したい馬。

後ろからの競馬で勝利している分、
危ない面はありますが、驚かされるくらいの
強烈な脚をもっています。

休み明けで成長も見込めますし、持っているのは超良血馬。
そのポテンシャルをいかんなく発揮して欲しいと思います。

抜群のキレ味はG1クラスの馬でも
ひけをとらない戦いが出来るでしょう。

■アスカビレン
実力は他の上位人気の馬と劣るものの、
前に行ける脚質が今回はプラスとなりそうです。

マークも薄くなると思いますし、
穴馬として狙いたくなる馬です。

展開次第では一発が期待できるでしょう。
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以上が現時点での注目馬です。

アンドリエッテは前走を見ている限り、
機敏さも力強さも感じられませんでした。

高い能力は持っていると思いますが、
よほどハマらなければ、この馬にとって厳しいレースとなりそうです。

ココロノアイは骨折明けでまだ体が出来上がってない様子が
伺えますので、切ってしまってもいいかもしれません。

こう見てみると、
決め手となるポイントが少ない今回のメンバーですが、
人気どころはすんなり勝ちそうです。

二ケタ人気の連体率がわずか1%以下なので、
狙うなら中穴まででしょう。

京都2000Mという特殊なコースを味方につけるのはどの馬なのか?

3歳牝馬、乙女の激闘、
秋華賞も目が離せません。

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