【読売マイラーズカップ(G2)2017回顧】ルメール騎手の好騎乗が光ったレース

読売マイラーズカップ(G2) レース結果

良い天気の中、先週は古馬のマイラー達が争う、
マイラーズカップが開催されました。

少頭数の中、波乱傾向が強いこのレースですが、
今回は2番人気イスラボニータが勝利、
1番人気エアスピネルが2番と固い決着に終わりましたね。

軽い馬場の中で行われた今回のレースは、
どんな展開となったのでしょうか。

それでは、レースの回顧はこちらです。

読売マイラーズカップ(G2) レース回顧

スタートでは、アクションスター、プロディガルサンが
出負けした感じで他は揃ってのスタート。

固まった先頭集団から、
まず抜け出したのは最内枠のサンライズメジャー。

その横にはヤングマンパワーがほぼ並んだ状態で
続いていきます。

3番手にはフィエロ、クルーガーが並走しており、
その後ろにはエアスピネル。

中団の位置にはブラックスピネル、イスラボニータ。

ダッシングブレイズとプロディガルサンは、
いつもどおり後方からの競馬でした。

前半の4Fは47.4秒とスロー。

予想以上にスローになりましたね。

3コーナーを曲がっている時点で、
隊列は縦長になりましたが、
中盤の下りに差し掛かったところで、中団組が前に出てきます。

先行組のフィエロが更に前に行こうとしますが、
内で動きづらそうな感じでした。

4コーナー付近ではイスラボニータが、
内からスルスルとフィエロの後ろの位置まで
上がっていきます。

最後の直線手前では各馬仕掛けに入り、
ペースを上げて直線に向かいます。

先頭は変わらずサンライズメジャーですが、
あまり後方との差はありません。

最後の直線に入ると、
まずは2番手のヤングマンパワーが押し上げて先頭に。

その外側からエアスピネルが伸びてきて、
2頭をまくるかと思いましたが、
イスラボニータがエアスピネルとヤングマンパワーの
間から更に伸びてきます。

最後は混戦でしたが、
イスラボニータがしっかりと伸びて、
エアスピネルに半馬身開けて完勝。

2年半ぶりの勝利となりました。

それでは、各馬の回顧をしていきます。

読売マイラーズカップ(G2) 各競走馬の回顧

■イスラボニータ(1着)
序盤は中団の位置で様子を見ながら、
内で立ち回っていました。

ギリギリまで脚を溜めていましたが、
それでも位置を下げずにいけた事が、
今回の勝因でしょう。

ルメール騎手の立ち回りも上手かったと思います。

一瞬で加速できる強さがあるので、
その良さを最大限に活かせた騎乗だったと思います。

■エアスピネル(2着)
今回は序盤にそこまで前の位置を取らず、
3番手で競馬をしていました。

最後は瞬発力になりましたが、
しっかりと伸びてきてイスラボニータには
差されましたが2着を死守。

スローからの瞬発力勝負となってもやれるという、
意外な一面も見せてくれましたね。

この展開である程度の力を出せるなら、
安田記念なども楽しみです。

■ヤングマンパワー(3着)
終始2番手付近を確保していたヤングマンパワー。

今回は4コーナー終わり付近から、
しっかりとペースを上げてきましたが、
最後は上位2頭に差されて3着となってしまいました。

もう少しこの馬自体がペースを上げていてもよかったと
思いますが、力がある事は証明してくれたレースでしょう。

■ブラックスピネル(4着)
今回はやや後方からの競馬で、
最後は伸びてはいましたが、上位陣には届かずに4着。

このようなメンバーレベルが上がったレースでは、
もっと前で競馬をしないと厳しいと感じました。

力はあると思うので、
次は早めに仕掛けて逃げるくらいの勢いで
レースをして欲しいですね。

■フィエロ(6着)
序盤は前目の位置でしたが、
内で前のスペースがなかったので、
終盤はペースを上げるのに苦労していました。

ブレーキしている感じでしたので、
そこが最大の敗因でしょう。

この馬はもっとゆったりとスペースを空けて
あげないと走らない馬ですからね。

展開の助けが必要な馬ですが、
ハマった時は上位にもいける力はあるので、
今後も注視はしておきます。

■プロディガルサン(7着)
後方からのいつもの競馬でしたが、
明らかに仕掛けるのが遅かったですね。

4コーナーでもう絶望的といえる位置でした。

前半はかなりスローだったので、
もう少し早い段階で攻めて欲しかったところです。
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どんなレースでもそうですけど、
立ち回りが大事な事を改めて感じたレースだと思います。

仕掛けの位置、持っていき方で、
着順の入れ替わりもあったと思いますね。

それでは次回のレース予想は、
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4月30日(日)
天皇賞(春)(G1)
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今週は古馬三冠の第2弾、天皇賞が開催されます。

3200Mという距離を嫌って出走を止める馬も
少なくはなく、大きなレースながら、
メンバーが弱くなる年もあります。

ただ、今年は年度代表馬のキタサンブラックと
現役最強馬のサトノダイヤモンドとの直接対決が
行われるという事で注目度もかなり高いでしょう。

荒れるレースとは言われていますが、
今年は流石に固い決着となりそうです。

正直、予想的には3着を当てるレースになりそうので、
距離適性などを見ながら予想していきたいと思います。

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