【関屋記念(G3)2016回顧】騎手の判断が光ったレース

関屋記念(G3) 先週のレース傾向

それほど暑さを感じない日もあるものの、
まだまだ真夏日が続きます。

日曜の新潟は若干の曇りながら、
30度を超えていましたね。

そんな中行われた関屋記念。

その日の新潟は速い時計が出ていましたが、
関屋記念はどうだったのでしょうか。

まずはスタート。

カレンケカリーナが大きく出遅れて、
タガノエトワール、リーサルウェポンもやや遅れたスタートに。

そして、ハナを切ったのは意外にもピークトラム。
この馬が初めから飛ばして行く事は想像できませんでした。

ですが、1F過ぎたあたりで、
ロサギガンティアがスッとピークトラムを交し、

続いてダノンリバティ、マイネルアウラートも
ピークトラムを交していきます。

ですが、すぐにレッドアリオンが一気に上がってきて、
ハナを奪います。

序盤は激しい入れ替わりがありました。

ピークトラムは時計がかかる方が向いていますので、
前に出てスローを狙ったのかもしれませんが、
作戦が崩れたのかもしれませんね。

3番人気ヤングマンパワーはやや前目の好位置に。
1番人気のマジックタイムは後方での競馬をしていました。

前半3Fの時計は34.4秒とやや速い流れ。

そこから最後の直線までの隊列はそこまで変わる事はなく、
レッドアリオンが先頭のまま、2番手を3馬身程離してカーブを曲がります。

最後の直線に入りすぐ、レッドアリオンは失速。

外からロサギガンティアとダノンリバティが上がってきて、
レッドアリオンを交しました。

その後、ヤングマンパワー、マジックタイム、ダンスアミーガが
足を伸ばして襲いかかります。

先頭のダノンリバティが粘りますが、
最後はヤングマンパワーがクビ差で差し切って1着に。

1年半ぶりの重賞制覇となりました。

結果は平均ペースで納まっているものの、
前半は高いレベルのスピードを求められたので、
スローペースで力を発揮する後半型の馬は苦戦していましたね。

それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。

関屋記念(G3) 各競走馬のレース回顧

■ヤングマンパワー(1着)
無理をしない感じで終始好位置で様子を伺っていました。

今回はペースにやられた馬が多かったので、
この馬の総合力の高さが光りましたね。

流れてはいましたが、いつも通りの競馬をさせ、
この馬のよさを活かした、戸崎騎手も好判断でした。

今回も成長を感じられる走りでした。

■ダノンリバティ(2着)
ピークトラムも意外でしたが、
ダノンリバティも前目に行くというこれまでにない
走りを見せました。

こちらは功を奏し、結果は2着と検討。
また違った一面が見れましたね。

最後は甘くなっていましたので、
今回のレースを見ている限りでは、
もう少し距離が短くてもいいかなと感じました。

■マジックタイム(3着)
後方から進めていく、いつも通りの競馬でしたが、
前半が流れてしまいましたので、マジックタイムに
とっては厳しい展開となりました。

相変わらず安定した走りは見せていますので、
今後も期待できるでしょうけど、
勝つとなると展開が向く必要はあるでしょう。

■ロサギガンティア(5着)
前半は積極的に前に行き、
後半もしぶとさを見せてはいましたが、
5着と人気に応える事はできませんでした。

やはり、この距離だと
スローペースであってもトップスピードが物足りず、
ハイペースだと最後が甘くなりますので、
合っていない気はします。

■ピークトラム(11着)
もっとやれるとは思いましたが、
11着と惨敗になってしまいました。

さすがに前半で脚を使い過ぎた感じはあります。

もう少し抑えた方がこの馬の持ち味を活かせると思うので、
次はそういう展開で戦って欲しいですね。
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速いペースになったものの、
勝ったヤングマンパワーにとっては
いつも通りのペースという感じでした。

マジックタイムも3着となってはしまいましたが、
いつも通りの走りです。

いつも通りの走りをさせ、競争馬の力を活かす。

そういう、騎手のコントロールする力も
大切だという事を改めて感じたレースでした。
それでは次回のレース予想は、
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8月21日(日)
札幌記念(G2)
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秋のG1へ向けたステップレース札幌記念。

G2になってからは、
毎年G1馬が多く出走するレースとなりました。

今年は少し小粒ながら、
モーリス、ヌーヴォレコルトなどの実力馬が
参戦します。

波乱になる事は多くありませんが、
昨年は1~3番人気が飛び、
3連単23万馬券と波乱のレースとなりました。

昨年はハイペースとなった事で波乱となりましたが、
今年はどんな展開になるのでしょうか。

【関屋記念(G3)2016回顧】騎手の判断が光ったレースの口コミ

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