夏のマイル重賞、関屋記念が今週は行われます。
以前は夏唯一のマイル重賞でしたが、
中京記念、京成杯オータムHが加わり、
サマーマイルシリーズの第2弾として組み込まれています。
ここでの勝ち馬が秋のG1で勝利する事は少ないですが、
善戦するケースは多々ありますので、
その点でも注目の一戦ですね。
日本一長い直線での争いも特徴的なこのレースを
制するのはどの馬になるのでしょうか。
それでは、過去の傾向から関屋記念を見ていきましょう。
人気順から見る過去傾向
☆1着は上位人気が優勢☆
過去10年で1番人気は複勝率70%と
安定した成績。
1着になる馬も4番人気以内と
上位人気が台頭しやすいレースとなります。
2着も2桁人気の好走はなく、
入っても7番人気以内の中穴まで。
極端な波乱は見込めませんので、
小波乱くらいと考えていた方がよさそうです。
年齢から見る過去傾向
☆出走頭数のわりに4歳馬が強い☆
4歳馬は過去10年で16頭の出走中、
7頭が馬券に絡んでおり複勝率は43.8%と
他の馬の2~3倍程の断トツの成績を収めています。
ただ、4歳馬の出走馬は上位人気が多く、
美味しい配当を狙うなら、5・6歳馬となりそうです。
3歳、7歳以上の成績は性別に関わらず、
凡走傾向ですので、過度な期待は禁物です。
脚質から見る過去傾向
☆明らかに外枠有利☆
このレースは特に外枠の好走が目立ち、
過去10年の勝ち馬の中の8頭が、
7、8枠から出現しています。
上位人気の軸に迷った時や、
穴馬を入れたい時には、
枠順で決定するのもアリですね。
関屋記念(G3)コース解説
新潟競馬場1600Mで行われる関屋記念。
スタートは向こう正面の途中から。
前半は600M程の直線が続きます。
最初のコーナーまでの距離が長く、
最後も長い直線が長いため、
序盤のペースはやや落ち着いた感じになります。
ただ、クラスが上がっていく毎に、
序盤が速いペースとなりますので、
瞬発力より持続力が大切になってきます。
直線途中で緩い上り坂があり、
初めのカーブにさし掛かる際に
少しペースが緩む事がありますが、
基本的には序盤からほぼ緩まないと考えていいでしょう。
初めのコーナーの途中からは下り坂となり、
そこから若干の起伏はあるものの、
基本的には最後の直線までほぼ下り坂となります。
脚質としては開幕近くのまだ荒れていない馬場ですので、
先行・逃げも台頭しやすいレースとなります。
関屋記念(G3)注目馬予想
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今回の出走馬は以下の16頭
・ウインガニオン
・ウキヨノカゼ
・オールザゴー
・クラリティスカイ
・ショウナンバッハ
・ダノンプラチナ
・ダノンリバティ
・トーセンデューク
・ブラックムーン
・マイネルハニー
・マルターズアポジー
・メートルダール
・ヤングマンパワー
・レッドレイヴン
・ロサギガンティア
・ロードクエスト
では、この16頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
関屋記念の注目馬をあげていきましょう。
■ウインガニオン
前走の中京記念を勝利し、
現在3連勝中と勢いに乗っています。
前走もトップハンデを背負いながら、
圧勝していたのでここでも能力は上位でしょう。
逃げも決まる馬場ですので、
今回も上手く逃げる事ができれば馬券内は堅いのでは
ないでしょうか。
■メートルダール
これまで13戦して、
馬券内を外したのはわずか2回と
抜群の安定感を誇っています。
負けたレースも大敗という訳ではありません。
前半スローな展開になれば、
スムーズに勝てるとは思いますが、
速いラップになれば苦しいかもしれませんね。
ただ、トップスピードの持続力も
優れたものがありますので、
ここで重賞初勝利を期待したいところです。
■ブラックムーン
前走の中京記念では後方から差して3着と
よく追い上げてきました。
今回も上がり最速で突き抜けてきそうですが、
先行馬も伸びる馬場なのが懸念点ですね。
新潟の長い直線は絶好の舞台だと思いますし、
末脚を活かせる競馬をすれば十分に馬券内は
確保できるでしょう。
■ヤングマンパワー
昨年の同レースの勝ち馬で、
マイル重賞とも相性抜群です。
今年はあまり結果を出せていませんが、
実績から能力上位は間違いありません。
夏場に強い馬という事もありますので、
ここであっさり勝つ事も考えられます。
■ダノンリバティ
軽い馬場に合う馬で、
新潟の舞台は相性がいいでしょう。
成績も新潟の芝コースでは、
3戦と連対を外していません。
前走の中京記念では前にいけず、
最後は流れ込むだけになってしまいましたが、
今回は叩いた後ですので、期待したいところです。
以上が現時点での注目馬です。
後は枠順次第ではありますが、
オールザゴーやロードクエストが
外枠になれば買ってもいいかもしれません。
特にオールザゴーは3歳馬が健闘し辛いレースでは
ありますが、NHKマイルで5着の成績がありますので、
不気味な存在ではありますね。
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