【阪神ジュベナイルフィリーズ（Ｇ１）２０１５回顧】圧倒的な差を見せつけたメジャーエンブレム

阪神ジュベナイルフィリーズ（Ｇ１）　先週のレース傾向

２歳牝馬戦という事でまだまだ走りも不安定なため、
予想がしにくいレースでした。

波乱も予想されましたが、
最近の傾向通りそこまで荒れませんでした。

ただ、パドックの中では落ち着きのない馬は多かったですね。

そんな中１番人気のメジャーエンブレムは落ち着いていました。

そのメジャーエンブレムは抜群のスタート切り、
１馬身ほど抜け出しましたが、
ほどなくしてキシリマオジョウがハナを取りにきましたので２番手に。

外からメジェルダ、キャンディバローズ、ジェントルハート、クードラパン。

前半から中盤にかけては流れるようなレースで
落ち着いていました。

４コーナーでメジャーエンブレムが直線に入ってしかけると、
キリシマオジョウを抜いてそこから淡々と上がっていき、
残り200Mの地点では２番手と３馬身程のリード。

そのまま、２馬身の差を付けて完勝。

2006年の阪神競馬場の新装依頼のこのレースでは、
初めて逃げ馬が勝利しましたね。

ペースはやや速めで、瞬発力より消耗戦という感じの
レースになりました。
それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。

阪神ジュベナイルフィリーズ（Ｇ１）　各競走馬のレース回顧

■メジャーエンブレム（１着）
抜群のスタートを切って鮮やかに逃げ切ってのゴール。
これまでスローペースでの経験しかないだけに、
このレースで持続力もある事を証明しました。
輸送の問題、阪神でのタフなコースもクリアしてきましたので、
非常に強い馬なのでしょう。
馬体も牡馬に劣らない程迫力がありましたね。
まだ底を見せていない感じはありますので、
今後の成長次第で大物に化ける可能性も十分にあるでしょう。

■ウインファビラス（２着）
今回の重い馬場、やや速い流れが噛み合い、
持続力が活かせましたね。
外を回しながら最後はしっかりと抜け出してきての
２着は高いパフォーマンスを見せてくれたと思います。
ただ、メジャーエンブレムとの差はまだまだ開いている
印象を受けました。

■ブランボヌール（３着）
馬体を絞って仕上げてきたブランボヌール。
残り200Mではウインファビラスに差を広げられましたが、
そこからなんとか伸びてきて３着。
追走が辛い中で喰らいついたのは評価できると思います。
ですが、今回の状態だともう少し余裕で上位にいけるかと思いましたので、
３着という結果に、もう一成長が欲しいと感じました。

■アットザシーサイド（５着）
４コーナーで手が動きましたが、手応えは微妙でバテ差しでの５着。
上がりは悪くなかったものの、脚質があわなかった模様ですね。
この馬のトップスピードの良さは今回見られなかったので、
次はスローペースでのレースを見てみたいと思います。

■デンコウアンジュ（７着）
スタートでは出遅れましたが、積極的な走りで前に行っていました。
ただ、前半に脚を使ってしまったので最後の坂では失速してしまい結果は７着。
流れるようなペースでしたので、展開が合わなかったと思います。
そんな中大きく崩れる事はなかった事は評価できるでしょう。
アルテミスステークスでのラップを見ていると、
怖い存在である事は間違いなく、まだまだ成長が楽しみな馬ではあります。
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今回は関東馬が不利、差し馬が有利というデータの中で、
上位馬が関東馬がワンツーフィニッシュ、
初の逃げ切りでの勝利となりましたので、
過去データ通りとはいきませんでした。

1600M以上の距離で実績があるという点、
近走が安定しているという点は過去データ通りと
なりましたが、まだまだ試行錯誤が必要ですね。
さて、
１３日に行われた香港マイルではモーリスが
差し切って完勝しましたね。

モーリスは追ってからの力が改めて化け物級だと感じました。

異国の地でも実力をアピール出来た事が嬉しく思います。
それでは、次のレース予想は、

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１２月２０日（日）
朝日杯フューチュリティステークス（Ｇ１）
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今週のレースも２歳戦。

２歳王者を決める一戦です。

このレースの上位馬もこの先の重賞で好成績を
残しています。

過去にはナリタブライアンがこのレースを制して、
クラシックで大活躍をしました。

こちらも２歳馬の戦いながら、
比較的堅実なレースとなっていますが、
今年はどうなるのでしょうか。

中山から阪神に移ってまだ２回目ですので、
その点も加味して慎重に予想していきたいと思います。