2歳牝馬女王を決める、
阪神ジュベナイルフィリーズ。
過去このレースから名馬が誕生している出世レースとなっています。
まだ、脚質も不安定で経験不足の2歳牝馬という事なので、
走りにもムラがあり予想が非常に難しいレース。
このようにデータが少なく不安定なレースの場合は、
過去傾向が頼りになりますので、過去データから条件を絞り込んでいきましょう。
まず、
このレースは関西馬が圧倒的に有利。
まだ2歳という事で輸送の影響が如実に出ていますね。
最近では、関東馬の好走もありますが、
関東馬の出走は、よほどの期待がかけられている実力馬という事でしょう。
関東馬は過去10年、9番人気以下は絡みがありませんので、
この条件に当てはまる馬は切っても問題なさそうです。
距離に関しましては、
1600Mの勝利経験がある馬が重要になってきます。
昨年も1600Mの勝利経験がある馬は4頭のみでしたが、
1~3着はその4頭で決着しましたので、
絞り込みの条件としては有効でしょう。
それでは、コースや追い切りなどから、
阪神ジュベナイルフィリーズの展望を見ていきましょう。
阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) コース解説
阪神1600M外のスタートは向こう正面の途中から。
途中に坂がありますが、500M程の直線がありますので、
枠順の有利不利はあまりないでしょう。
3ハロン目あたりでカーブがありますが、
ゆったりしたカーブですので、ペースが落ちる事なく
最後の直線に入ります。
カーブの途中から約400Mの坂を下り、最後は上り坂になります。
高低差2Mの急坂ですので、
ここで、余力がない先行馬は脱落します。
非常にスタミナのいるコースですので、
夏のスピードに任せて勝ってきた馬は不足が
出やすくなるでしょう。
基本的には差し馬が優勢となり、
先行馬は相当な実力がないと馬券内の期待できません。
血統的には、ディープインパクト産駒、クロフネ産駒が
好走していますが、まだ2歳ですので、
過去傾向を見ていった方がいいかもしれませんね。
では、これからの要素と調教具合や血統から
阪神ジュベナイルフィリーズの注目馬をあげていきましょう。
阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 注目馬予想
■メジャーエンブレム
これまでの3戦全て連対しており、デビューから期待されている関東馬。
総合力が高く、逃げも差しも出来る器用タイプです。
今回のメンバーの中では間違いなく能力は最上位でしょう。
前走のアルテミスステークスはハナを切ってペースを作りましたが、
ゴール前でデンコウアンジュに差されてしまい結果は2着。
今回も阪神の最後の上り坂で踏ん張る事ができるかが、勝負となりそうです。
■ウインミレーユ
前走のりんどう賞を最速上がりで快勝したウインミレーユ。
前々走では17着と大敗してしまいましたが、
敗因の原因ははっきりとしていますので、評価を下げる事はありません。
好位でレースを運ぶ事ができれば問題なく馬券内に入る事はできるでしょう。
■ブランボヌール
函館2歳で圧巻の勝利を飾ったブランボヌール。
前走のファンダジーステークスは最後の直線で伸びきれずに3着となってしまいました。
函館での好走から、力の要る芝の方が合っているのかもしれませんね。
週末は雨の予報もありますので、日曜日は少し重い馬場になり、
この馬向きになりそうです。
追い切りでも、加速できているので今回は期待できるでしょう。
■デンコウアンジュ
前走アルテミスステークス、最速上がりで
メジャーエンブレムを差しての勝利。
血統からは想像できないレベルの高い瞬発力を持っています。
実力的には主役級のポテンシャルはあるでしょう。
■ペルソナリテ
1400Mで連勝し、前走では新潟2歳Sで1600Mにチャレンジ。
結果は4着と複勝圏内には入れませんでしたが十分善戦したと
言ってもいいでしょう。
このレースに絞って、トレーニングを積んできた模様ですので、
不気味な存在である事は確かです。
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以上が現時点での注目馬です。
2歳、牝馬という条件で、
過去には3連単300万円を超える配当が付いた事もあるこのレース。
荒れる印象が強いかもしれませんが、
最近の傾向としては、2006年に阪神競馬場がリニューアルしてから、
枠順にも左右されず、実力どおりの決着となる傾向があります。
開幕週であった先週は、先行勢が粘っていた阪神芝のコース。
差し馬も中団からの勝利が多く、後方一気は厳しい印象を受けました。
今週は金土あたりに雨の予報が出ており、
日曜の馬場状態にも影響もありそうです。
土曜日のレース、日曜前半のレースの展開を
注意深くみていた方がよさそうですね。
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