阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) レース回顧
先週は日曜に香港カップがあったおかげで、
競馬好きには忙しい週末になったと思います。
スターホースが多く出走していた香港カップも
かなりの注目は集まっていましたが、
日本のレースも面白い馬が走っており、
色々と目移りしてしまう週末となりました。
そして、ソウルスターリング、リスグラシューなど実力派が揃い、
来年春を占うレースとなった阪神JFの結果はどうなったのでしょうか。
阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) レース結果
スタートではレーヌミノル・アリンナが好スタート。
それに対して出遅れたのはエムオービーナス、リスグラシュー。
スタートしてすぐにアリンナが前に出てハナを切ります。
2番手にはショーウェイ、
3番手には掛かり気味のゴールドスケープ。
そして、その後ろは、
内にソウルスターリングと外はレーヌミノルが続きます。
2番人気のリスグラシューは後方からの競馬となりました。
先頭のアリンナは2番手を2馬身程離して逃げ、
前半600Mの通過が34.7。
馬場の事を考えると速い流れだと思います。
気になったのはジューヌエコール。
掛かり過ぎている感じで、
後半を不安にさせるような走りでした。
3、4コーナーでは
ソウルスターリングは内で楽々と進んでおり、
レーヌミノルが先頭集団の馬群の中で揉まれている感じに。
そして、最後の直線前でリスグラシューが
一気に大外から上がってきました。
最後の直線、先頭は変わらずアリンナ。
その内側から抜群の手応えのソウルスターリング。
先頭集団が伸びを欠いている中、
伸びてきたのはレーヌミノル、リスグラシュー。
レーヌミノルはもう一伸びがなく、
対してリスグラシューは豪脚で上がってきます。
ですが、ソウルスターリングがもうセーフティーゾーンに
入ってましたので追いつく事はできず、
最後は1馬身以上の差をつけてソウルスターリングが勝利。
1番人気の期待に応え、
デビュー3戦目でG1を制覇しました。
勝ち時計も1:34.0と素晴らしく、
圧巻のパフォーマンスでしたね。
それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。
阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 各競走馬の回顧
■ソウルスターリング(1着)
内枠を引いたので、展開次第では揉まれる懸念点は
ありましたが、ルメール騎手が上手く乗っていました。
ただ、まだそこまで調教を受けていない状態で
この走りですから、この馬自体がかなりの能力なのでしょう。
厳しいレースを先行しながらも、最後も余裕がありました。
これは来年が楽しみです。
■リスグラシュー(2着)
スタートは出遅れてしまいましたが、
最後はさすがの末脚で上り最速で伸びてきました。
ハイペースになってもしっかりと伸びてこれる事を
証明できましたし、この馬もソウルスターリングに
引けをとらない強さではあるでしょう。
ただ、今回はスムーズに行ってても
ソウルスターリングには届かなかったように思います。
もう少し長い距離でも好走してくれそうな雰囲気です。
■レーヌミノル(3着)
ソウルスターリングとほぼ同じような展開で進んでいましたが、
最後は伸びあぐねて3着。
スタートも良かっただけに、
こちらは力負けという感じです。
ここからの成長が無いとこれ以上上位はなかなか
難しそうな雰囲気ですね。
距離も長いのかなと感じたので、
1400Mくらいでもう一度見てみたいですね。
■ディーパワンサ(4着)
若干の出遅れ馬ありましたが、
ソウルスターリングの後ろを付けて好位置で進んでいました。
反応は良かったものの、
もう一伸びがなく馬券内を外してしまいました。
ソウルスターリングと比べると力の差は歴然といった感じです。
ただ、一定レベル以上のパフォーマンスは持っていますので、
まだまだこれからに期待したいですね。
■ジューヌエコール(11着)
4番人気ながら11着と惨敗に終わってしまいました。
道中もかなり掛かり気味で怪しい感じでしたね。
ただ、ここまで着順を落とすとは思わなかったので、
思った以上に状態が良くなかったのかもしれません。
力はあるとは思いますので、
もう少し様子を見たいと思います。
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人気順通りとなった今回の阪神JF。
馬券的には興奮しない配当となりましたが、
ソウルスターリングの大物感を感じさせる走りを見れたので、
結果的には良いレースでした。
それでは次回のレース予想は、
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12月18日(日)
朝日杯フューチュリティステークス(G1)
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今週も2歳戦となりますがこちらは牡馬・牝馬混合戦。
なんといっても注目すべきは、
ソウルスターリングと同じくフランケル産駒のミスエルテ。
髙い能力はすでに片鱗を見せており、
ここでも好走は必至でしょう。
また、このレースは穴馬が良く入るレースですので、
今回は積極的に穴狙いでいこうかと思います。
【阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)2016回顧】大物の存在を確信できたレースの口コミ
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