今週はついに本格的にG1が始動します。
まずは古馬スプリント王決定戦の高松宮記念。
このレースが始まってから、
グレード・距離・条件などが色々と変わり、
G1となって今年で21回目となります。
また、中京競馬場が2012年に新装してから、
全くの同条件でのレースはまだ5回しか行われていませんが、
徐々に傾向も定着してきました。
改装後は比較的実力馬同士の決着が多いのですが、
今年はミッキーアイル、ビッグアーサーがおらず、
かなり実力が均衡していますので、
昨年よりは予想が難しくなりそうです。
それでは、過去の傾向から高松宮記念を見ていきます。
人気順から見る過去傾向
☆3番人気までは高い信頼度☆
過去5年で1番人気~3番人気の複勝率は
60%~80%と高い信頼度を誇っています。
二桁人気の出番は無しですので、
今回は実力が均衡してるといえど、
大穴狙いは危険かもしれません。
年齢から見る過去傾向
☆4歳の連対は不振傾向に☆
5歳以上の馬は万遍なく連対していますが、
4歳馬は過去10年でわずか1頭と不振傾向。
4歳馬は相手止まりにした方が良さそうです。
脚質から見る過去傾向
☆先行は有利、逃げ追い込みは厳しい☆
過去5年、馬券に絡んだ15頭の内、
14頭が先行か差し。
直線が長いコースになりましたが、
追い込みは1頭も馬券に絡んでいません。
良い末脚を使える馬でも、
追い込みならきってもいいと思います。
高松宮記念(G1) コース解説
高松宮記念が行われるのは、
中京競馬場1200M芝のコース。
スタートは向正面半ばからのスタート。
スタート直後は若干の上り坂があるものの、
すぐに下り坂に入ります。
そこからカーブを曲がりながら最後の直線まで下り坂。
この形状からスピードがつきやすいと思いきや、
最後の直線の距離と上り坂を意識してか、
そこまで極端な速さにはなりません。
最後の直線手前でタイトにカーブする先行馬は
助走がつきにくく、最後の急坂を上りにくくなります。
逆に最後外から助走をつけた差し馬は、
勢いをつけて坂を上れますので、
ここで前と後ろの差が縮まります。
そしてこの坂はかなりの高低差なので、
先行馬が押し切るには厳しいのでしょう。
この事より距離の割りには差し馬も突っ込んできますが、
追い込みはさすがに届きづらいです。
他のコースの1200Mとは違う質が求められ、
1400Mでも実績があるようなスタミナがある馬の方が
台頭する事が多いですね。
高松宮記念(G1) 注目馬予想
今回の出走馬は以下の18頭
・クリスマス
・シュウジ
・スノードラゴン
・セイウンコウセイ
・ソルヴェイグ
・ティーハーフ
・トウショウピスト
・トーキングドラム
・ナックビーナス
・バクシンテイオー
・ヒルノデイバロー
・フィエロ
・メラグラーナ
・ラインスピリット
・レッツゴードンキ
・レッドアリオン
・レッドファルクス
・ワンスインナムーン
では、この18頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
高松宮記念の注目馬をあげていきましょう。
■レッドファルクス
スプリンターズステークスの王者レッドファルクス。
中京芝の成績は3戦全勝、しかも休み明けも問題無く走るとなると
馬券からは外しづらいですね。
前走の香港スプリントでは12着と大敗してしまいましたが、
決して力負けではなく、今回も問題なく走るでしょう。
まだまだ衰えを知らない末脚に期待したいと思います。
■メラグラーナ
去年の夏競馬から調子を上げているメラグラーナ。
11月に行われた京阪杯では、
14着に終わってしまいましたが、
重馬場でしたし、展開も合わなかったので、
仕方ない結果だったと思います。
好位置につける事ができるスピードもありますし、
勝ち負けになってもおかしくはありません。
当日、重馬場にならなければチャンスはあるでしょう。
■ナックビーナス
前走のオーシャンステークスでは、
メラグラーナに半馬身届かなかったですが、
2着と好走を果たしました。
実力的にはメラグラーナに劣るかもしれませんが、
前に行けてそこからもう一伸びできるこの馬の特徴なら、
ここで好走してもおかしくはありません。
毎レースきっちり走っているので、
今回もヒモに絡める要素は十分にあります。
1発に期待したいところですね。
■シュウジ
マイルからスプリント路線に変更したシュウジ。
好走したりしなかったりと安定せず、
位置取りも前に行ったり好位につけたりと
毎回バラバラな感じです。
展開と気分次第な感じは否めませんが、
能力は十分ですし、持ち前のキレ味を活かす事ができれば、
勝利する事も可能でしょう。
前走の8着で人気を落とすようなら、
今回は買いかもしれません。
■ソルヴェイグ
昨年の函館スプリントステークスから
続けて1200Mを好走しているソルヴェイグ。
前走のシルクロードステークスでは、
逃げの競馬をして6着となってしまいましたが、
2、3番手あたりで走れば更に良い走りをみせていたはずです。
叩き2戦目で期待度も上がりますね。
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以上が現時点での注目馬です。
実力馬・実績馬であっても
近走は不振、展開が合わなそうなど
不安材料が多いメンバーとなりました。
とはいえ、実力が問われるコースですので、
ある程度堅く決まりそうです。
どんな馬が飛び込んでくるのかが楽しみですね。
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