高松宮記念(G1) レース結果
先週は寒の戻りで冬のような寒さの中、
高松宮記念が行われました。
しかも雨は小雨で稍重の馬場。
展開は予想とは裏腹にハイなペースにで、
先行勢が崩れる結果に。
最後はセイウンコウセイが、
先行勢の中で唯一、素晴らしいキレを見せて、
1着と初重賞制覇となりました。
レースの回顧はこちらです。
高松宮記念(G1) レース回顧
揃ったスタートから、
まず抜け出したのはシュウジ。
ここにきてまさかの良いスタートを切りましたね。
2番手にはラインスピリット、トウショウピスト、
セイウンコウセイ、ワンスインナムーンが並んでいます。
カーブ手前にいくと、セイウンコウセイ、ワンスインナムーンが
少し落として3列目になります。
シュウジが飛ばしていきますが、
ラインスピリットも押していきましたので、
馬場の事を考えると前半33.8秒とハイペースの
展開となりました。
稍重の馬場だったので、
先行勢は序盤にかなり体力を使ってしまっている感じでした。
上位人気のレッドファルクス、レッツゴードンキ、メラグラーナは、
中団~後方に待機しています。
残り600Mで先行組のペースが落ちてきて、
4コーナーあたりからググッと前との差が埋まってきました。
ここからは最後の直線に向かって横一杯に広がる、
高松宮記念らしい展開に。
外に行く馬が多い中、内側を選択したのは、
レッドファルクス、ティーハーフ、レッツゴードンキ。
外の馬群が固まったせいで内側に行った馬がスムーズに走れ、
まずは3頭が抜け出してきます。
近走では調子を上げていたメラグラーナは、
重馬場の時点で怪しいと思っていましたが、
前にも行けず、最後もなかなか伸びる気配がありません。
内に行った3頭が争う中、
真ん中をスムーズに回って伸びてきたのがセイウンコウセイ。
先行してたとは思えないキレ味でグングン伸び、
残り100M時点で2番手と1馬身差程開けて、
もう勝利を確信するような走りでした。
2、3番手争いはティーハーフが脱落して、
レッツゴードンキとレッツゴードンキの叩き合い。
2頭共、同じような伸びをして、
最後は僅差でレッツゴードンキの勝利となりました。
それでは、各馬の回顧をしていきます。
高松宮記念(G1) 各競走馬の回顧
■セイウンコウセイ(1着)
良いスタートから先行争いに加わりますが、
すぐに控えて好位置に。
そこから我慢しながら仕掛けを待って
最後の直線へ。
最後は真ん中のロスの無い位置。
先行で体力も使っていた中で、
上り坂でもう一段引き上げてきて、
突き抜けてきて1着で完勝しました。
総合力のレベルの高さを感じさせてくれたレースでした。
雨に助けられたとしても強いと思いますので、
今後も安定して走ってくれるでしょう。
■レッツゴードンキ(2着)
前半は後方から進めていましたが、
レース中盤には中団辺りまで押し上げてきて最後の直線へ。
やや溜めて持ち味のキレを活かす形となり、
最後は良く伸びて、レッドファルクスも競り落としての3着。
さすがG1馬という脚を見せてくれました。
このような馬場だと地力の高さを見せてくれますね。
内側をロスなく、進めていた事も
2着という結果につながったと思いますので、
岩田騎手もファインプレーです。
■レッドファルクス(3着)
香港スプリントの影響が心配されていましたが、
しっかりと走って3着。
最後はもう一伸びが欲しかったところですが、
G1馬の意地は見せてくれたのではないでしょうか。
まだ状態は完璧ではないと思いますので、
完成した時の走りが楽しみです。
■ティーハーフ(4着)
16番人気ながら健闘を果たしたティーハーフ。
序盤は中団の位置で控えながら、
内側へ入り最後の直線へ。
頑張ってはいましたが、
最後は脚が鈍くなり4着。
良く粘りましたが、
馬場や展開のせいで先行勢がかなり崩れた
今回のレースは参考にはなりにくいですね。
ただ、これ以上のパフォーマンスは
今は出せないと思いようにも思います。
■メラグラーナ(10着)
前半から前に行こうとはしていましたが、
なかなか良い位置を取れず、終始外を回るハメに
なってしまいました。
最後はそれなりに伸びてはきていましたが、
序盤のロスが響き、巻き返すまでの伸びではなく10着と惨敗。
今回のような展開・馬場ではこの馬の良さは
全く活かせませんでしたね。
次は良馬場で狙ってみたいと思います。
■シュウジ(15着)
今回は予想外に前に行ったシュウジ。
この時点でもうダメな感じはしていましたね。
やはり後半の良さを引き出せる展開でないと
ダメだと思います。
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先行馬がことごとく敗退した今回の高松宮記念。
やはり、今回のような馬場の場合は総合力が高い馬の方が
台頭する可能性が高いですね。
ただ、馬場・展開は関係なく、
セイウンコウセイは強い競馬をしたと思います。
今年のセイウンコウセイは楽しみですね。
それでは次回のレース予想は、
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4月2日(日)
大阪杯(G1)
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今年からG2からG1へと昇格した大阪杯。
G2の頃から豪華なメンバーが出走していたレースです。
今年もキタサンブラックやマカヒキなど、
昨年を代表するような実力馬が参戦。
基本的に固くなりやすいこのレースで、
今年も上位は堅いと思いますので、
穴を開けるなら小回りが上手そうな
馬を選んでいきたいと思います。
【高松宮記念(G1)2017回顧】本格化してきたセイウンコウセイの口コミ
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