3歳限定のマイル戦G1、NHKマイルカップが今週は開催されます。
3歳戦ながら、レースは厳しい流れになる事が多く、
スピードとスタミナが必要なレースとなります。
NHKマイルカップの前身は、
日本ダービーのトライアルレースで、
このレースの覇者がダービーに繋がる事も多くあります。
まだ未完成の3歳、様々な適正を持つ馬がマイル戦に出走するという事で、
先週のG1天皇賞(春)と同じく、こちらも荒れる傾向にあります。
とはいえ、1番人気の成績は良く過去10年の連帯率は60%。
また、3番人気も連帯率40%とまずまずの結果です。
その他の人気は割れており、信頼度はそこまで変わりません。
過去10年で100万馬券が3回出ておりますので、
大穴を狙っていきたいレースですね。
枠順は少し特殊な結果が出ており、
1~3番人気の1、2枠は連対なく、
逆に、4番人気以下の1枠は3回に1回連帯しています。
1枠の穴馬には注意したいところです。
前走の距離から見ると、
やはり、スタミナも必要となるコースなので、
距離短縮組がもっとも良い成績を収めています。
それでは、コースから、
NHKマイルカップの展望を見ていきましょう。
NHKマイルカップ(G1) コース解説
東京1600Mで行われるNHKマイルは、
向こう正面のポケットからスタートします。
スタートしてすぐに下り坂になっており、
スプリンターも出走していますので、ペースは速くなりがち。
一番初めのコーナーまでの距離は長く、
先行争いに枠順の有利不利はあまりないでしょう。
カーブに入ると再び下りになり、
ここでペースが緩くなると隊列は団子状態になる事があります。
先行馬はここでどれだけペースを上げれるかがポイントとなります。
最後の直線は525.9Mと長いですので、
基本的には逃げ切る事は難しいコースです。
ただ、過去には前で決着しているレースもちらほら見かける事から、
先行馬の実力や展開によって、変わってくるでしょう。
ペースは先行馬の能力や騎手を見て判断しなければいけませんね。
NHKマイルカップ(G1) 注目馬予想
今回の出走馬は以下の18頭
・アーバンキッド
・イモータル
・エクラミレネール
・カネノイロ
・シゲルノコギリザメ
・シャドウアプローチ
・シュウジ
・ストーミーシー
・ダンツプリウス
・ティソーナ
・トウショウドラフタ
・ハクサンルドルフ
・ブランボヌール
・ブレイブスマッシュ
・ペルソナリテ
・メジャーエンブレム
・レインボーライン
・ロードクエスト
では、この18頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
NHKマイルカップの注目馬をあげていきましょう。
■メジャーエンブレム
前走では前に行かず中団での競馬となった事で、
4着と馬券内を外しました。
これまで通り、先行策をとれば東京での実績もありますので、
十分に勝利できるでしょう。
後は騎手次第という事もありますが、
前回と同じルメール騎手ですので、
修正してくると思われます。
■ロードクエスト
これまで、東京競馬場での出走はなく、
今回が初めての挑戦となります。
前走の皐月賞では8着と凡走に終わってしまいましたが、
やはり2000Mはこの馬には長い印象でした。
距離短縮はプラスになると思いますし、
デビュー戦、新潟2歳ステークスで見せた、
強烈な末脚は東京でも通用すると思います。
■イモータル
前走の共同通信杯ではディーマジェスティと
接戦を繰り広げたイモータル。
皐月賞で速い展開でも対応できたディーマジェスティが、
1着となった事で、この馬の評価も上がりました。
左回りは得意な印象ですし、
共同通信杯が叩きだった事を考えると、
ここでの好走も大いに期待できます。
■アーバンキッド
まだ重賞は未勝利ながら、
これまでの内容は強い競馬をしていると思います。
血統的にもハーツクライ産駒は、
時計の出そうな展開、そしてこの距離での回収率も良い事から、
注意が必要な馬でしょう。
■エクラミレネール
クイーンカップではメジャーエンブレムのペースについていけず、
完敗でしたが、その他のレースでは今回出走している馬と、
差の無い競馬をしてきたと思います。
ロスが多い競馬をしているので、
上手く展開が噛み合えば好走もあるかもしれません。
内枠を引ければ面白い馬になると思います。
◇━━━━━━━━━━━━━━━◇
以上が現時点での注目馬です。
メジャーエンブレムのペース次第で、
展開が変わってきそうですね。
実力的にはメジャーエンブレムが頭一つ抜けてそうではありますが、
各馬、まだまだ成長過程の3歳馬。
近走ではそれぞれ高いレベルのレースをしており、
底上げも十分に考えられます。
予想オッズを見てもかなり割れており、
抜けている馬は他に見当たりませんので、
ここでも、先週同様ダークホースが台頭して欲しいところです。
【NHKマイルカップ(G1)2016予想】底上げが期待できそうなレースの口コミ
コメントはまだありません。