【アメリカジョッキークラブカップ(G2)2018回顧】上位の4歳馬の飛躍が楽しみになったレース

アメリカジョッキークラブカップ(G2)レース結果

上位人気の馬は今年の飛躍を目指す4歳馬が固まった
今回のAJCC。

レースは例年通り、前優勢のロングスパートが問われる形となりました。

結果は昨年のG1戦では思うような結果を残せなかった
ダンビュライトがデムーロ騎手の見事な誘導により、
前目でペースを作り最後は2馬身を空ける快勝。

今年の飛躍に向けて良いスタートを切りました。

それではAJCCを振り返ってみます。

アメリカジョッキークラブカップ(G2)レース回顧

まずはスタート。

揃ったスタートから、
200Mほどは広がって5頭が並走する形に。

まず前に出てきたのがダンビュライト。

内からはトミケンスラーヴァ、外からマイネルミラノ。

1馬身程離れてショウナンバッハ。

更に1馬身差にゴールドアクターとディサイファ。

レジェンドセラー、トーセンビクトリーが続き、
後方にはシホウにミッキースワロー。

最後方にマイネルディーンの順。

1コーナーを曲がる頃には前3頭が
4番手のショウナンバッハに4馬身程空ける形に。

先頭はマイネルミラノに変わり縦長の隊列で
淡々と流れていきます。

更に先行集団は差を広げていき、
2コーナーを回り終える頃には、
先頭マイネルミラノ、1馬身差にダンビュライト。

そして、3番手には先行して3番手だった
トミケンスラーヴァが下がって5馬身程後ろに。

前半の1000Mは61.3秒。

中山2200Mとしてみればそこまでスローではないのですが、
4番手以降は離されていたので明らかにスローだったでしょう。

今回のレースでもダンビュライトに騎乗しているデムーロ騎手の
上手さが出ていましたね。

レースが動いたのは3コーナー付近から、
ミッキースワローが外から動いて前に押し上げてきます。

ディサイファ、ショウナンバッハ、トーセンビクトリーも
仕掛けてきて中団はこの4頭に。

最後の直線。

先頭は変わらずマイネルミラノで、
1馬身程後ろにダンビュライト。

3番手にはミッキースワロー。

ショウナンバッハは伸びが平凡で、
後方のゴールドアクター、レジェンドセラーも
伸びてこれません。

対して伸びてきたのはミッキースワロー、
ディサイファ、トーセンビクトリー。

3頭とも同じような脚で伸びてきていました。

残り100M。

番手につけていたダンビュライトがもう一足伸びて、
マイネルミラノを捕らえて先頭に。

そのまま脚を伸ばして後続と2馬身差を空ける快勝となりました。

2番手にはジワジワと伸びてきた
ミッキースワローがゴール前でマイネルミラノを捕らえてゴール。

先頭で粘ったマイネルミラノは3着となりました。

それでは、各馬の回顧をしていきます。

アメリカジョッキークラブカップ(G2)各競走馬の回顧

■ダンビュライト(1着)
序盤から積極的に前にいったダンビュライト。

終始2番手でレースを進め、
3番手とは距離を保ちつつ中盤はスローに。

最後は逃げるマイネルミラノを徐々に追い詰めて、
結局2馬身差を空ける完勝。

デムーロ騎手が絶妙なペース配分をみせてくれましたね。

序盤では前に出てペースを上げさせ、
中盤ではスローになりすぎないように、
マイネルミラノを突く。

結果自分が有利に持っていく見事な騎乗でした。

当分はデムーロ騎手を切れそうになさそうです。

■ミッキースワロー(2着)
やや出負けしてから後方で進めていましたが、
前2頭がかなり差を開けていたので、
向正面から速い仕掛けで上がってきました。

最後はもう一伸びが足りませんでしたが、
マイネルミラノは捕えて2着。

ダンビュライトには完敗したものの、
あの位置から良く届いたと思います。

他の後方からの馬と比べても強かったですね。

これからが楽しみな馬です。

■マイネルミラノ(3着)
序盤はスムーズにハナを切れませんでしたが、
1コーナー手前で先頭に。

そこからややスローペースで、
3~4コーナーあたりから徐々にペースを
上げていきました。

最後は粘りましたが、2頭に差されて3着。

今回は最後のコーナーで徐々に上げてきた事が
この結果に結びついたと思います。

レース全体のバランスが噛み合わないと
残れないので取扱が非常に難しい馬ですね。

■ディサイファ(4着)
最後のコーナーまでは好位で進め、
後半はミッキースワローを追うように
仕掛けていきましたが届かず4着。

先行しても最後脚を使える馬ですので、
もう少し前で競馬が出来ていれば
面白かったかもしれませんね。

年齢を見ればよく走ったと思います。

■レジェンドセラー(7着)
重賞初挑戦で4番人気に押されましたが、
結果は出せず7着と大敗。

今回はゴールドアクターを
マークするような形で位置取りが後方過ぎましたね。

基礎スピード力がどこまであるかはわかりませんが、
次は違う展開で見てみたいと思います。

■ゴールドアクター(11着)
終始中団前らへんで進め、
最後は外から上がってきましたがほぼ伸びず、
最後まで下がってしまいシンガリ11着。

展開的にはスムーズでない事もありましたが、
それにしても負け過ぎですね。

これは状態が悪いとしか言えない結果です。
次走は評価を落とした方が良さそうですね。

昨年に続き、
4歳馬がワンツーフィニッシュとなった今回のAJCC。

この2頭の今年の活躍が楽しみです。

それでは次回のレース予想は、
___________
1月28日(日)
根岸ステークス(G3)
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今年最初のG1レース、
フェブラリーステークスの前哨戦、
根岸ステークスが今週は行われます。

前哨戦なだけあって、
実力馬達が多く参戦してきますね。

G3とはいえ見応えがあるレースとなりそうです。

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