【菊花賞2025予想】重馬場に強い馬をピックアップ！穴をあける道悪巧者とは？

今回ご紹介するのは、菊花賞2025の「重馬場に強い馬」。

レース当日の京都競馬場は雨予報で、馬場が渋ることが予想されます。

荒れやすい重馬場以上の道悪では、人気馬が順当に好走するとは考えにくいので⋯。

「重馬場に強い馬」「重馬場で当てるコツ」は必ず押さえておきましょう。

執筆者：川田正和

競馬歴30年以上。大学在学中よりデータ分析を用いた競馬研究を開始し、卒業後はスポーツ紙や専門誌への寄稿を多数行う。過去に予想屋としても活動していて、重賞を含む数多くのレースで万馬券を当ててきた。これら経験と知識をもとに、競馬に関する有益な情報発信、そして競馬予想サイトの健全性を見極める専門家として活動を展開している。

【はじめに】重馬場に強い血統をおさらい
【全頭診断】菊花賞2025の重馬場に強い馬は？
血統を知り尽くした競馬プロ・AIの菊花賞の予想は？
重馬場以上で特に評価を上げたい3頭をピックアップ！
重馬場で当てるためのコツ・ポイントは？
1. 人気馬だけで買い目を固めない
2. 逃げ・先行馬の評価は高めに
菊花賞2025の重馬場に強い馬まとめ

【はじめに】重馬場に強い血統をおさらい

まず初めに、重馬場に強い種牡馬・弱い種牡馬を確認しておきましょう。

重馬場が得意

・キズナ

・キタサンブラック

・シルバーステート

・ルーラーシップ

・バゴ

重馬場が苦手

・ロードカナロア

・エピファネイア

・ハーツクライ

・ジャスタウェイ

・フィエールマン

特に道悪が得意なのは、キタサンブラック・バゴ・キズナあたり。

上記3頭の産駒は適性距離も長めなので「菊花賞×重馬場」という条件ではマークしておきたいですね。

【全頭診断】菊花賞2025の重馬場に強い馬は？

では、菊花賞2025の重馬場適性について、1頭ずつ評価していきます。

枠	馬番	馬名	評価	短評
1	1	コーチェラバレー	B+	新馬戦は良馬場だったものの荒れた小倉芝コースで快勝。キズナ産駒も道悪は問題なし。
1	2	アマキヒ	B	距離延長はプラスも道悪は未経験。内枠荒れるので上手く外に出せるかが勝負のカギ。
2	3	ライトトラック	A	重馬場以上で狙いたいキタサンブラック産駒。早め仕掛けから捲っていければ馬券内も。
2	4	ヤマニンブークリエ	S	同じくキタサンブラック産駒で道悪歓迎。ベテラン横山典弘騎手の奇策もあるか。ハマれば勝ち負け。
3	5	ジョバンニ	B	壊滅的ではないが、道悪は得意ではない。良馬場の方が良かっただけにB評価まで。
3	6	ミラージュナイト	S	道悪巧者のバゴ産駒×母父ディープインパクト。枠も良く好条件揃った。
4	7	ショウヘイ	B-	この馬にとっては良馬場が理想ではある。ダービーでは緩い馬場に苦戦しながらも3着。力は十分。
4	8	レクスノヴァス	B+	血統的には問題なし。稍重の芝2600mで勝利しているのもプラス材料。
5	9	エネルジコ	B	できれば悪すぎる馬場は避けたい。ただ勝利した青葉賞も雨であり、鞍上は問題なしを強調。
5	10	ジーティーアダマン	B	同じルーラーシップ産駒のキセキが不良馬場の菊花賞を制した経験あり。ただ陣営は良馬場希望。
6	11	マイユニバース	S	不良馬場のあずさ賞で勝った経験あり。逃げ想定なので、道悪は展開向くかも。
6	12	ゲルチュタール	A	重馬場で行われた2勝クラスを5馬身差の快勝。ブリックスアンドモルタル産駒の長距離成績だけが気がかり。
7	13	アロンディ	B	ハービンジャー産駒は重馬場以上だとパフォーマンス落ちる。長距離適性はあるが稍重くらいがちょうど良い。
7	14	エキサイトバイオ	B+	不良馬場のあずさ賞では2着。親近馬に道悪巧者多く、血統的にはプラスか。
7	15	エリキング	B-	決して重馬場が得意とは言えないが、新馬戦は重馬場で完勝。パワータイプの血統なので、能力でカバーできるか。
8	16	ラーシャローム	B	スタミナ勝負の馬なので、重馬場は悪くない。ただ枠は最悪に近い。
8	17	レイヤードレッド	C	血統的には重馬場はマイナス材料。枠も厳しく今回は見送りか。
8	18	レッドバンデ	B+	雨予報はプラスと陣営はコメント。枠は良くないが展開向けば激走も期待できる。

全体的には、良馬場が理想の馬が多い印象。

となると、より重馬場適性・血統を意識した予想がカギになりそうです。

血統を知り尽くした競馬プロ・AIの菊花賞の予想は？

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重馬場以上で特に評価を上げたい3頭をピックアップ！

それでは、レース当日が重馬場になったら評価を上げたい3頭をピックアップしていきます！

ヤマニンブークリエ
ミラージュナイト
マイユニバース

上記3頭について、詳しく解説していくので目を通しておいてください。

ヤマニンブークリエ

1頭目は、キタサンブラック産駒のヤマニンブークリエ。

重馬場の経験はないものの、ダートで好走している点や血統的にも雨は問題ないでしょう。

他馬が苦戦するのであれば、この馬にチャンスが巡ってくるかもしれません。

また、コンビ3戦目となる横山典弘騎手の思い切った騎乗にも期待大。

枠は2枠4番と陣営は「最高」とコメント。

好条件が整った本戦で”ヤマニン冠”22年ぶりのG1制覇となるのでしょうか。

ミラージュナイト

2頭目は、バゴ産駒のミラージュナイト。

バゴといえば、言わずとしれた道悪巧者で、産駒も道悪で大活躍していますよね。

稍重以上で4戦4勝のクロノジェネシス、不良馬場で2戦2勝のステラヴェローチェなどが代表産駒です。

そんなバゴ産駒のミラージュナイトですが、前走はボコボコの札幌芝2000mで圧勝。

道悪適性を遺憾無く発揮してみせました。

鞍上の藤岡佑介騎手は、不良馬場の菊花賞2017で9番人気クリンチャーを2着に持ってきた経験もあります。

枠も絶好枠を引きましたし、ここは押さえておいた方が良さそうです。

マイユニバース

武豊騎手×武幸四郎調教師の兄弟コンビのマイユニバースは、重馬場大歓迎です。

前走を7馬身差と圧勝し、強いインパクトを残した1頭。

過去には不良馬場のあずさ賞を上がり最速で勝利、ダートで好走など道悪適性もあります。

さらにレイデオロ×母父ネオユニヴァースという血統で、いかにもパワー系という血筋。

ハナを切り、絶妙のペースで後続に脚を使わせる展開に持ち込めば、逃げ切りも十分ありえます。

重馬場で当てるためのコツ・ポイントは？

最後に、重馬場で当てるためのコツについて解説していきます。

人気馬だけで買い目を固めない
逃げ・先行馬の評価は高めに

競馬において、馬場状態を考えないで予想するのは極めて危険。

これからご紹介する2つのポイントは必ず意識するようにしましょう。

逃げ・先行馬の評価は高めに

重馬場以上の道悪では、前が有利になります。

馬場が渋るとスピードが出にくくなるので、切れ味勝負の差し馬にとっては悪条件。

反対に、スタミナ勝負に持ち込んで粘り込みを狙う逃げ・先行馬にとってはプラスになります。

事実、道悪巧者と言われた名馬の中に、差し馬・追込馬はほとんど見たことがありません。

よって、菊花賞2025が重馬場になった場合は、末脚にかける馬の評価は下げ、逃げ・先行馬・ロングスパートが得意な長い脚を使える馬に注目しましょう。

菊花賞2025の重馬場に強い馬まとめ

本記事では、菊花賞2025の重馬場に強い馬について解説しました。

雨が降って馬場が渋ると、結果に大きな影響を及ぼします。

レース自体が荒れやすくなるため、高配当を狙う大きなチャンス。

そのため、各馬の重馬場適性は頭に入れておきましょう。

また、重馬場は血統分析が得意な競馬プロの腕の見せ所。

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